八話 浅草にて ページ38
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翌々日────浅草
『こ、こんなに発展してるんだね、炭治郎』
「そ……そうだな」
二人は都会の雰囲気に圧倒されていた。
夜の空が街を覆っているはずなのに、そこは明るく賑やかだった。
大通りには沢山の人が行き交い、その道に沿って旗が並べられ、洋風の高い建物が立ち並ぶ。
目眩がした二人は、禰豆子の手を引いて歩くと、うどん屋があった
「山かけうどんください……」
『きつねうどんください』
「あいよ」
うどんをすすり、お茶を飲んでいると、いきなり炭治郎が立った
『炭治郎?』
「ッ!!」
炭治郎はそのまま走っていって、見えないところまで行ってしまった
『……どうしたんだろう。炭治郎』
禰豆子ちゃんは未だ眠そうだった
うどん屋さんが途中苛々していたのは、気のせいじゃなかった
暫くすると炭治郎は戻ってきた。うどん屋さんに怒られ、うどんを二つも掻き込んでいたのはびっくりした
そのまま薄暗い道を歩く
『炭治郎……急にどうしたの?』
「___鬼舞辻無惨が、居た」
『……!!それって』
「人間のふりをして、生活していた」
炭治郎の声からは、憎悪が紛れる
歩いていると、物凄く此方を睨んでくる男性が居た
「待っててくれたんですか? 俺は匂いを辿れるのに……」
「目くらましの術をかけている場所にいるんだ、辿れるものか。それより鬼じゃないか、そっちの女は。
しかも二人とも醜女だ」
『……醜女?』
二人を醜女と言われた炭治郎は、凄く怒っていた
「醜女のはずないだろう!! よく見てみろこの顔立ちを! 町でも評判の美人だったぞ禰豆子は!それにAは町一番の美女で自慢の婚約者だ!!」
それを無視して少年は歩く。自慢の婚約者と云われたAは少し顔を赤らめていた
暫く進むと、一つの洋館の前に着た
「戻りました」
「おかえりなさい」
案内された場所には、綺麗な女性と寝台に寝る女の人が居た
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まゆ - すっごく炭治郎に愛されて、小説でもとっても幸せでしたっ✨ありがとうございます! (3月20日 18時) (レス) @page38 id: 9ae85ba93f (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月30日 15時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - Pさん» 台風大丈夫でしたよ(^^; 頑張って更新するのでよろしくお願いします^^ (2019年10月14日 11時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
P - 台風大丈夫ですか?私のところは被害はあまりないんですけど……。自分のペースで頑張って下さい!! (2019年10月14日 8時) (レス) id: aa3bc5380b (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - めでぃさん» コメントありがとうございます!意見有難うございます〜^^ (2019年10月12日 11時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞。 | 作成日時:2019年10月4日 22時