七話 初任務 ページ35
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初任務に訪れたのは、少女が次々と消えるという町だった。
何か異変がないか、町を歩いているとひどくやつれ、怪我だらけの男性とすれ違った
「ほら、和巳さんよ。 可哀想に、やつれて···」
「一緒にいた時に里子ちゃんが攫われたから」
「毎晩毎晩気味が悪い」
「ああ、嫌だ」
「夜が来るとまた、若い娘が攫われる」
町の女性の井戸端会議が聞こえ、二人は和巳さんの元へ走り、話を聞きたいと声をかけた
「ここで里子さんは消えたんだ。 信じて貰えないかもしれないが···」
「信じます! 信じますよ!! 信じる!」
『信じます!』
そう言うと炭治郎は地面に鼻を近付けて匂いを嗅ぎ始めた。
夜まで懸命に探したが、未だ見つからなかった
『ねぇ、雀さん。里子さんっていう子見てない?』
「見てないぞ!それよりも飯!」
『うーん。探してくれたら考えるよ』
「分かった!」
和巳さんが心配する中、炭治郎が急に立ち上がった
『炭治郎ッ?』
「鬼が出ました!」
そういって走り出す炭治郎に続いて、私も屋根へと飛ぶ
炭治郎が地面に刀を突き刺す
すると鬼の悲鳴が聞こえ、沼から鬼と女の人が出てきた
「A!」
『和巳さん、この人を抱えてください』
炭治郎が刀を構えると、沼から出てきたのは三体の鬼だった
「__水の呼吸__捌ノ型 滝壺!」
炭治郎が放った呼吸は、急所を外していた
『草の呼吸__壱ノ型 草分け!』
私と炭治郎はその後も戦い続けるが、鬼を一向に斬れない。これじゃ、だめだ。
そう思っていると、鬼が突然、炭治郎に向かって怒鳴ってきた。
邪魔をするな、女の鮮度が落ちる、と。
「それにしても__そっちのお前も美味そうだな」
私の方を見て、品定めするように鬼はいう
「化け物!一昨晩攫った里子さんを返せ!」
そう叫ぶと鬼は云った
「里子?誰のことかねぇ。この蒐集品の中にその娘のかんざしがあれば喰ってるよ」
そう言って、たくさんをかんざしを見せびらかす。和巳さんの音を聞いて、全てを察してしまった。
何度斬っても、鬼は斬れなかった。どうしよう。炭治郎と私は考え込んでいた
そのとき、後ろからもう1人の鬼が姿を現わす。すぐさま振り返り攻撃しようとしたときだった。炭治郎が背負っている箱から足が出て、鬼の顔面を思い切り蹴った。
「…なぜ人間の分際で鬼を連れてる」
鬼を蹴ったのは、禰豆子ちゃんだった
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まゆ - すっごく炭治郎に愛されて、小説でもとっても幸せでしたっ✨ありがとうございます! (3月20日 18時) (レス) @page38 id: 9ae85ba93f (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月30日 15時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - Pさん» 台風大丈夫でしたよ(^^; 頑張って更新するのでよろしくお願いします^^ (2019年10月14日 11時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
P - 台風大丈夫ですか?私のところは被害はあまりないんですけど……。自分のペースで頑張って下さい!! (2019年10月14日 8時) (レス) id: aa3bc5380b (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - めでぃさん» コメントありがとうございます!意見有難うございます〜^^ (2019年10月12日 11時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞。 | 作成日時:2019年10月4日 22時