検索窓
今日:18 hit、昨日:14 hit、合計:210,902 hit

八十話 盾は、剣に ページ32

.



仲間を助けるために、剣を握れ


力を貸すから、仲間を助けなさい



『____異能力___『月に吠える』』



盾は、剣に変わり





仲間を守る力となる





敦を壁に張りつけようとした尾崎の異能を、Aが切り刻んだ



「なっ__?!」



それに油断を取られた尾崎は、鏡花から目を離す


その瞬間、鏡花は尾崎の携帯を盗った




「明るい世界を見た。知らなかった頃には戻れない」







「…それを使うな鏡花。使えばそなたは」







鏡花とAの目が合う。
決意は、固まった。






「夜叉白雪、私の敵を倒して!!」






戦う決意を叫ぶ。





尾崎は切り刻まれた自らの異能をすぐに召喚する。

「__『金色夜叉』」

夜叉と夜叉がぶつかり合う

金色夜叉__尾崎紅葉の未完小説

夜叉がぶつかり合うその下で、尾崎と鏡花もまた刀を交わらせる



「…のう鏡花や。そなたの気持ち…判らぬでもない」



紅葉は切なげに鏡花に諭す。
闇に咲く花は光の下では生きられない。
光に焼き殺されるだけだと。



「何故わっちに判るか?
簡単じゃ、何故ならかつて… 同じく光に焦がれ、焼かれて落ちた女が居った故」


あの人は、かつて光に焦がれた人なんだとその時思う。


それと同時にAは自らの手に握られた剣を見る

私の異能は、これなのだろうか


″君の異能力は、本当に防御型の異能かい?″


森に言われた言葉にハッとする。でも本当にこれが私の異能なら、なぜ彼は___

その時肺が少しチクリとした。その途端咳がなんども繰り返す

『ごほっ__くっ__』


夜叉白雪の振り上げた一撃が金色夜叉に受け止められる。
尾崎は云った、鏡花の本性は殺戮を正当化すると。
そして、鏡花の夜叉の秘密を口にした。


「何故なら夜叉は…そなたの両親を惨殺したのじゃから」



.

八十一話 全面戦争→←七十九話 いらない



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
139人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:舞。 | 作成日時:2019年10月31日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。