キミと出会えた奇跡を。【川村壱馬】

一目惚れ ページ2

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『…あの、どうかされましたか？』




「あ、いえ…あ、っ、とその」




俺は完全に戸惑ってしまった
初めてこんなに綺麗な人に出会ったから。




どうしよ、テンパってるのはずかし。





『もし、お決まりでなければコチラなんていかがですか？』




そう言って店員さんは期間限定の
”マシュマロ・ココア”
を勧めてきた。




『温かいココアの上に、小さいマシュマロがのってるんです。疲れた時や暖まりたいときに飲むココアは最高なんですよ。気持ちもふわーんってなりますよ。私もよく飲みますから笑』





柔らかい表情でおすすめしてきたこの人を見るだけで
すごく気持ちが癒された。


まるで天使かのよう…





『あ！すみません。つい、喋りすぎちゃって』



「…ふっ。じゃあ、これ一つお願いします。」



『はい！かしこまりました。少々お待ちください。』




そう言ってペコりと頭を下げて
早足で厨房へと戻って行った。



俺はココアが来るまで本を読むことにした
ここの本棚、結構色々な種類の本がたくさんあるな



おっ、これいいじゃん。

それは俺には珍しい”恋愛小説”







読み始めて数分後、



本の世界にどっぷりハマっていたら後ろから
”お待たせしました”という声が聞こえた



きた…

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