第４７話 ページ9
言っていい？ということらしい
Aはそれに小さく頷いた
どうせバレると思ったからだ
「実は…彼､ブラック本丸出身なんです」
その言葉に予想通り､相手は驚いた
それに､失礼だったと思ったのか何度も頭を下げる
「すみませんｯ､無礼なことを聞きました…」
「い､いえ…大丈夫ですよ」
「…そうだったんですね」
「そちらには亜種が居るんですか？」
「はい､まんばくんが布を被らないんです」
「山姥切が？」
「しかも…綺麗好きで…」
「想像出来ないですね」
「それに､､あぁ､ホントすいませんでした」
再度､頭を下げる審神者
そんなのを繰り返して会話していると､彼女の刀剣男士達が迎えに来た
晃はその人とメールアドレスを交換し､
彼女は帰っていった
相手が去った後､Aは薬研に聞いた
「薬研､亜種って何？」
「ん？ああ亜種って言うのは…
簡単に言えば､さっき相手審神者が言ってたように布を被ってあまり顔を出したがらない山姥切の旦那が布を取っていたり、
いつも驚きを求める鶴丸の旦那が全く驚きに興味がなかったり…
まあ､要するに周りとは少し違う個体ってことだな」
「そういうこと」
普通とは違う個体…か…
そう考えた時だった
ふと､思った
鯰尾藤四郎 は"普通"だろ…？
それは俺が 鯰尾 だから
ん､？
でも前に､鯰尾藤四郎に会った気が…
段々と頭が絡んで解けなくなっていく
俺は 刀剣男士だろ？
そう思うと､もう1人の自分が
違うっ
と､叫ぶ
ナニかすごく大切なナニかを忘れている
体が金縛りにでもあったかのように動かなくなる
時が止まったみたいだ
ナニを？ナニを忘れた？
俺はぶらっく本丸から来ただろ？
違う､､俺は辛い思いなんてしてない
いつから？
では､どこから来た？
森から……いや､別のドコか……
忘れたとき
ドコか……？
刀なんて持っていなかった頃の
アルジ…？
一体ドコなんだ？
俺が"俺"ではなかった頃の
意味が分からない
ナニか……
脳が大海原のように荒れ果てる
内側から針で刺されているような
様々な記憶が流れては消え､を繰り返す
走馬灯のようなそれは
晃との縁をぐらつかせた
言い争う2人の"自分"が自分に問う
俺は一体……誰なんだ？───…
*********
ご質問を頂いた「〜かくかく云々」の答えでございます！(後半)←意味不ですが…
改めまして
テンション異常者 様､ご質問有難うございました！
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スズシロ - 最高でした…。 (2019年7月25日 7時) (
レス) id: b9a6e6d9f0 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 作者様。来てくださり、ありがとうございます！！ (2017年1月11日 0時) (レス) id: 3f66ae4c85 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 作者様。ありがとうございます。あの、よかったらなのですが、私の小説を読んでいただきたくて...笹目小雪と言う名前です。 (2017年1月9日 18時) (レス) id: 3f66ae4c85 (このIDを非表示/違反報告)
緩奈 - 完結おめでとうございます！面白くて一気見しちゃいました（笑）鯰尾くんほんとよかった！！ (2017年1月8日 12時) (レス) id: 9261dd0ed9 (このIDを非表示/違反報告)
あくあっち - ああ(*´▽｀*)よかったです……感動です。駄作者(ﾟ□ﾟ;)そんなわけないです!!こんな最高な作品を作られたのですから！ (2017年1月7日 3時) (レス) id: 8ce9093c6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1＋1=田 | 作成日時：2016年12月27日 13時
