先輩が死んだ。【実話】

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先輩が亡くなる数日前。



俺は先輩と出かけていた。



今回は単純に楽しく遊ぶだけ。




それと、俺の彼女の誕生日が近いから、女心がわからない俺に先輩が｢私が教えてあげるわよ｣と言ってついてきてくれたのだ。




彼女の誕生日プレゼントを買って、帰ろうとゲーセンの前を通ったとき、先輩が立ち止まった。



｢太鼓の達人だー！ ねぇ、久しぶりにやりたい!!!!｣



先輩にはんば強引に連れていかれ、体達をやった。



『やわらか戦車』で、俺は鬼裏でフルコンボ。




先輩は2、3回失敗してた。




とても楽しかった。



｢また来ようね！｣



｢はい!!｣




そして今度こそ帰ろうとした時、また先輩が立ち止まった。




｢プリクラ、撮ろうぜ！｣




｢えっ、嫌っすよ。俺、そんな取るようなキャラに見えます？｣




｢いや。だからこそだよ！ ほら！｣




｢じゃっ、先輩の奢りで｣




｢いーよ！｣




｢嘘です。俺も払いますから｣



先輩は笑って、｢わりかん！｣と僕の財布をひったくった。



そして先輩と始めて一緒にプリクラをとった。



それが先輩と最後に遊んだ日。

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