お隣の諸伏くん

お隣38日目 ページ40

入学して早3ヶ月


事件は起こった、私は怒った、恋愛しか頭に入ってない女は本当に面倒臭いと。





『それで、要約すると、私は2人には釣り合っていないから離れて過ごしなさいってこと？』




「だからぁ、何回もそう言ってんじゃん。頭悪いわけ？」



「なんでこんなブスが降谷くん達と一緒にいるの？ほんと意味わかんないんだけど」






いるよねこう言う果てしなく意味のわからない屁理屈並べてあたかも自分の方が立場上だよって感じ出してくる勘違い女子。





『ごめんね、私これでも人間性は備わってる方だからあんまり言いたくないんだけど、私にそういう事すると、2人に嫌われるよ』



「は？なにそれ自意識過剰？うわ〜きっしょ！どんだけ2人に好かれてると思ってるの？勘違いしちゃった？可哀想〜」






私の自意識過剰とも取れる発言を聞いてきゃはきゃは笑ってる女の子達。




ね？？だから言いたくないんだよけど私、ちゃんと教えてあげたからね。






『もう出てきていーよ。どっちかいるんでしょ？』




「はは、気付いてた？残念、今回は2人ともいるよ」



「君は毎度の如くめんどくさい事になるよな」





はは、2人のせいだよぉ♡





「な、なんで…あんた2人のこと呼んだわけ！？ち、違うんだよ2人とも、これはその…」





「あ、いいよ喋んなくて。僕ら君たちに用ないからさ、行こうA」



『あれ今回はちょっとも聞いてあげないんだね、笑っちゃった』






この2人の間に挟まれてさ、色んな人を見てきたわけ。




流石にすごく真っ直ぐ純粋には育たなかったよね、人を小馬鹿にするように育っちゃってごめんねお母さん。

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