お隣の諸伏くん

お隣9日目 ページ11

おばさんは泣き、諸伏くんは喜び、先生は貰い泣き、Aと降谷くんは置いてけぼり。



私知ってる、こう言うのをこんとんって書いてカオスって呼ぶって。





「はい、高明に沢山声聞かせてあげて。すっごく心配してたのよあの子も」



「ありがとう！＿＿＿＿あ、高明兄ちゃん！僕声出たんだ！それにね、友達も出来たんだよ！Aちゃんって言う子とあだ名がゼロって言う子！かっこいいでしょ！」





凄い、あんなはしゃいでる諸伏くん本当に見たことない。



恐るべし高明兄ちゃん。





「うん！あ、僕2人と遊んでくるからまたね！」





『いいの？お兄ちゃん、なんか喋ってたよ？』



「僕、早々にヒロの第一印象どこかに行ったよ…」






A達は聞こえてたよ、電話越しの{ちょ、こらひろっ}って慌てた声。



罪づくりボーイってきっと諸伏くんみたいなことを言うんだなぁ。





「景光…、高明が可哀想よ……」



「え？どうして？？」



「『……』」





可愛いとか思ってないから…、ほんとに思ってない。





「じゃあ3人とも…って、降谷くんはなんでいるのかな！？」



「いや、たまたま散歩してたら2人がいたから…」



「あ、そう？まあいいわ、3人ともあと1時間くらいあるから図書館でお弁当食べてらっしゃい」




夏休みの図書館…！！

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