パンダの妹

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そんなこんなで始まったチキチキ！etc…

棘とAも悠仁が心配なのは分かるけど、というパンダの言葉に渋々頷いた2人は取り敢えずその場を離れた


『ん〜、なかなかいないネー…棘チャンどうしよっかー？』

｢ツナツナ、いくら｣



2人はそれとなく呪霊を探しながら林を散策

あちこちで轟音が鳴り響いてる



『うわ〜、皆スゴいネー…。お兄サンは、無事かナー？』


そんなことを言いながら段々と道を逸れていくAを見て慌てる狗巻




｢おかか！明太子｣


『あらー、ごめんだヨー棘チャン』




自分の手を握って歩き出す狗巻にヘラヘラとしながお礼を言う



｢おーい、Aちゃーん、棘くーん｣



ふざけた口調で近付いて来たのはパンダだった
しかし、2人の手元を見た瞬間




｢この野郎棘！！！何オレの妹の手ちゃっかり握ってんだ！！！｣


｢お、おかか！ツナマヨ明太子！｣




走り出すパンダと逃げ出す狗巻。手を離していないため必然的にAも走る事になる



『2人ともどうしたノー！！！』



慌て出すAに気付いてやっと動きを止める2人




｢まあいいや、ほれ、メカ丸の携帯だ。オレは今から野薔薇のとこ行ってくるわー、Aも来るか？｣


『んーどうしよっかナー』


｢おかか、しゃけしゃけ、明太子｣



ダメ、携帯ありがとう、バイバイ。明らかに不機嫌そうに言い出す棘に思わず衝撃を受けたパンダ



｢そんなに邪険にするなよオレ傷付いちゃってるんだからな！｣




メカ丸とのやり取りを掘り返すが当然2人には伝わらない



『やー、可哀想なお兄サンだネー…』


ヨシヨシとパンダのお腹を撫でてあげるAに




｢オレの妹可愛いだろ棘｣

｢チッ、しゃけ｣


満更でもない2人であった

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