パンダの妹

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｢そう、わかったよ。なるべくやってみる｣


｢相変わらず硝子は話が早いね、僕助かっちゃう｣



｢チッ…｣




いつものようにおふざけ気味に言う五条に対して、舌打ちをしながらカッターを投げ飛ばす家入



流石の五条もまさかこんな所で反感を買うとは思わなかったらしい


｢！？！？えっ？痛いよ硝子サン…？僕の素敵なズボンにちょっと切れたよ…？｣



｢良かったじゃないか、少しでも刺激を脳に与えてまともな性格になるんじゃない？｣


｢えっ、僕の同期が半端なく怖い…｣




平然と事務作業を進める家入と戸惑いを隠せずにいる五条



｢ああ、それはそうと。お前明日任務入ってるんじゃないのか？睦見に付き添ってて平気なの？｣



｢いつも言ってるだろ？僕最強だから、そんなのすぐ終わらせるさ｣




悔しいことにあながち間違いでは無いので否定はしない


｢この事、夜蛾学長には？｣


｢流石に言ってあるよ、無断でやったら僕がどうなるかわかったもんじゃないんでね｣




Aは夜蛾の旧友の大事な一人娘だったため引き取ってからそれはそれは大事に育てている


｢あの人も丸くなったな｣


｢そうだねぇ、呪霊に親を殺された子供たちは殆ど施設に預けていたからAの時はド肝抜かれたよ｣




夜蛾のクラスだった生徒からすればそれ程までに珍しい事例だったのだ



｢んじゃ、僕もそろそろ行くよ。よろしく〜｣


｢ああ、またな｣

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