5子 ページ6
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めちゃくちゃ軽い2人を抱き抱えて、キッチンに向かう。シャオロン君はお腹が空きすぎて先に座っていた。昨日座っていた場所に、ちゃんと。教育はちゃんとさせてたみたい。
可愛いなぁ、と思いながら、2人を私の近くの席に座らせる。
『はい、パンとサラダね。お腹に入るといいんだけど…』
「いただきまーす！」
シャオロン君は一足先に挨拶をし、食べ始めた。ほんとはみんな一緒に食べたかったんだけど…まぁ可愛いからいいや。
ふふ、と一笑いして、2人に向き合う。
2人は顔を見合わせて、困った風にしている。
『何も入ってないよ。安心して』
…これじゃ信用できないよね。
私は2人のために用意したご飯に手を掛け、パンを少しだけ千切って食べてみせる。
『…ん、美味しい。ほら、大丈夫だよ』
2人は私の姿を見てからパンを手に持ち、食べ始めた。一口食べた瞬間笑顔に変わり、バクバクと食べ始めた。可愛いな、なんて思いながら見る。
「ねぇちゃん、おかわり！」
『シャオロン君はや！wサラダがいいの？』
「おん！これおいしい！！」
『よかった』
シャオロン君、少食に見えて意外と食べるんだな。覚えておこう。
向かいの2人も既に食べきっていて、こちらを見ていた。
『おかわり、いる？』
「…！！うん！！！」
「お、おれも………」
『いいよ』
入れて渡すと、またモグモグ食べた。元気だなぁ。
『質問して、いい？』
「うん」
『2人の名前は？』
「おれはぐるっぺん」
「おれとんとん」
『金髪がグルッペン君、黒髪がトントン君』
「うん。おれら5さいやで」
「おれのいっこうえや！」
『だねぇ。お兄さんだ』
「…なぁ、なんでおれらみつけたん？」
『シャオロン君…この子が見つけてくれたんだよ』
「そうなんか…ありがとう」
「もっとほめてもええんやで！」
『こら、シャオロン君。えっと、君らはどこから来たの？』
「おれらは………」
「……………いえれん。いったらかあさんになぐられる」
『そっか。また言えるようになったら教えてね』
「うん……………」
『お姉ちゃんからのお願い、いい？』
「ええよ」
『家から出ない事』
「おん」
『お姉ちゃんと呼んでほしい事』
「うん」
『…幹部にならない事』
グルッペン君とトントン君は、その言葉で顔をしかめた。やっぱり…関係あるんだ。
「…わかった」
『うん。それじゃ、今日は服を買いに行こっか』
「やった！」
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鴻 瞳花(プロフ) - みずちゃんd！が読めるとは。（私ですおとはです。） (2019年9月8日 16時) (
レス) id: 5853a51538 (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがみ - お久ぶりです。めっちゃ主役達可愛いっす…控えめに言って好き(直球)これからも頑張って下さい！ (2019年9月5日 21時) (レス) id: 417a32e7b4 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - kanaさん» 有り難うございます！！ (2019年8月20日 23時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
kana - ヤバイ、テラかわゆす...この作品最高です！更新頑張ってください！！ (2019年8月20日 19時) (レス) id: 7be75db551 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - 夜白(ﾔｼﾛ)さん» ありがとうございます！神だなんて…めちゃくちゃ嬉しいです！ (2019年8月20日 9時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
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