７やよ ページ8
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我々国司令塔本部。白をベースとして、所々に赤く着色してあるのが特徴の城。
俺は城の廊下を、欠伸をしながら歩く。
今日はゾムもシャオロンも、ショッピ君も、何らかの仕事や用事で居ない。俺は部下の指導を済ませ、たった今暇になったところだ。
少し歩くと、牢屋へと続く階段からショッピ君が上がって来るのが見えた。
「おぉ〜ショッピ君やないか！仕事終わったん？」
俺の得意の大声で、遠くにいるショッピ君に話しかける。遠くからであまり表情が見えない。
ボソボソと何かを言っていることだけ気付いた。仕方なく俺から近寄る。
「…？ショッピ君、どしたん？」
「え？だって…え？こんな短時間で彼処から帰ってこれる筈がない…やんな？え？？」
「おーい、起きとるかー」
俺の顔を見ながら、まだ一人でブツブツ呟いているので、目の前で手を振ってみる。何かに混乱している様子だ。
「おいショッピ君、一旦落ち着け」
「…っあ、はい」
「仕事でなんかあったん？」
「…特に、」
彼は“特に”と返したが、まだ何か言いたげだった。
「この場所で立ち話するのもあれやし、バルコニーで吸いながら話そーや、な？」
「…ですね」
俺はバルコニーに向かって足を進める。その後ろにショッピ君が着いてくる。
着いた。さて、一服一服。ハイライトのメンソールを取り出し、ライターで火を付けて吸う。ショッピ君も隣に来て、ショートピースに火を付けていた。
「ライター貸したんに」
「先輩のはなんか汚らしいんでやめときます」
「なんやそれ！」
ワハハ、とひと笑いして、本題に持っていく。
「ほんで、仕事でなんかあったん？」
「…今日、人気のない公園でコネシマさんを見つけたんですよ」
「…は？」
ショッピ君のその言葉で煙草を落としそうになった。今日は城から一歩も出ていない。仕事は近距離隊の指導、書類の整理だったので、行ったとしても訓練場だけだ。それはない。確実に。
「それと同じトーン、同じ言葉を言われました。俺を見た瞬間シャベルを持ち直してたし、呼びかけても“は？”とか黙ってるだけでした。…ほんまに、同一人物ですか？」
イヤイヤ無い無い無い無い。仲間やったら絶対武器向けへんし、何より俺が黙っとれるか！？
「…違いますよね？コネシマさんはそんな事しませんよね？」
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みずがみ。2(プロフ) - ぜにがみさん» 有難うございます〜！！ (2019年8月6日 19時) (
レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがみ - 完結おめでとうございます〜。これからもみずがみ。さんを応援させていただきます〜。これからも頑張って下さい！！！ (2019年8月6日 13時) (レス) id: 417a32e7b4 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - しほさん» 有難うございます！！ (2019年8月5日 22時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
しほ(プロフ) - 完結おめでとう御座います〜！密かに応援させて頂いてました。とても魅力的なお話、いつも有難う御座います。これからも楽しみにしています！ (2019年8月5日 21時) (レス) id: 0d336d7836 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - ゆきなさん» 有難う御座います！ (2019年7月31日 7時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
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