２３やで ページ24
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言った。言ってやった。
コネシマがここにおる事も、幹部をしている事も知っている。なのに何故、その彼がいない？
用があって、とかなら分からなくもないが、俺がここに来る事を察して、俺から離れていったのなら、悲しい。
これは一種の賭け。コネシマが来ないなら俺はこの場で、この城の牢獄の中で死んでやる。それだけの覚悟はしている。
周りの人らが唖然としている中、やっと目の前の総統が口を開いて言う。
「…彼が、会いたくないと言ったら？」
『さっき言った通り、殺すなりなんなりしてくれて構わん。そうやったら俺はアイツにとって邪魔もんやったって事やと思う。俺は死ぬよ、潔く』
「＿やってさ、どーする？コネシマさん」
次に口を開いたのは、天と書かれた紙を付けていて、全く表情が見えない背の低い人だった。
コネシマはこの場におらんはずやのに、何で話しとるんや？耳元の、何か？
すると、ドタドタと走る音が外から聞こえてきた。
バン、と勢いよく扉を開けて入ってきた人は、俺と瓜二つの、俺の大事な人だった。
「…！！！」
『コネシマ！何で…』
俺がこの場にいなかった理由を聞く前に、彼が抱きついてきた。
俺は驚きを隠せず、焦る。周りにいる人達も困惑していた。
『え、ちょ、コネシマ！？』
「…っほんま、何処おったん？何処行ったん！？何、しとったん…？」
コネシマは俺の肩を濡らしながら、怒りながら喋っていた。あ、ゾムさんのパーカー濡れちゃったけど…まいっか。布の所為で抱き返せないのが嫌だが、俺もコネシマの肩に顔を埋める。
『ごめんな。あん時ちゃんと言えんかった。今はアイツらと縁切って1人で山ん中住んどる。心配せんでええで』
「…でもっ！！！」
『大丈夫やって。お前のかーちゃんともケリ付けたったし、今の生活充実しとるで』
「そか………」
2人で感動の再会を分かち合っていると、総統が咳払いをして此方をニヤニヤしながら見る。
「で、コネシマが来たんだが、来なかったら殺していたかもな」
「…いくら大事な仲間でも、Aを殺す事は許さへん」
「おぉ怖い怖い。ここまでシッマがキレるの見たことないなぁ」
クスクス、と笑うトルコ帽を被ったひとは、糸目を薄っすら開いて俺を物色している。
てかゾムさんやシャオロンさんが言っとった“シッマ”って…
『コネシマ、あだ名“シッマ”やったんや』
少し間を開けて、皆が笑い転げた。
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※決してBLではありません。
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みずがみ。2(プロフ) - ぜにがみさん» 有難うございます〜！！ (2019年8月6日 19時) (
レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがみ - 完結おめでとうございます〜。これからもみずがみ。さんを応援させていただきます〜。これからも頑張って下さい！！！ (2019年8月6日 13時) (レス) id: 417a32e7b4 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - しほさん» 有難うございます！！ (2019年8月5日 22時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
しほ(プロフ) - 完結おめでとう御座います〜！密かに応援させて頂いてました。とても魅力的なお話、いつも有難う御座います。これからも楽しみにしています！ (2019年8月5日 21時) (レス) id: 0d336d7836 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - ゆきなさん» 有難う御座います！ (2019年7月31日 7時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
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