B2 グレイ２ ページ3
グ「まぁ、その仲間が誰だか知ってるんだがね…」ボソッ
何か言ってた気がするが、あまり聞こえなかった。
グ「…あいにくここには、治療で使えるものはない」
ならここに来た意味がないだろう。
チッ
軽く舌打ちをした。
Na「それで、薬はどこにある？」
グ「そうだな…おそらくB5、ダニーのフロアだ」
あの狂人野郎のフロアかよ…
聞くべきではなかった。
そう思った。
Na「下に降りるにはどうすればいい？」
グ「気が早いな。下に行きたければ、私もついていく必要がある」
Na「何故？」
グ「その方法を知っているのは私だけなのだ」
これは…
信用してついていくか、
ここに留まってシャークんが死ぬのか。
正直、信用したくない。
だが、シャークんを助ける一択しかないと思った。
グ「ただし、下へ降りる際、いくつかの試練を受けてもらう」
Na「試練…？」
グ「難しい事ではない。私が君を何者か、知りたいだけなのでな」
自分が何者か…
ここに来るまで、何度も問いかけられてきた。
自分は自分なのに、自分ではないような…
質問される度に思ってしまう。
グ「今すぐ答えを求めはせん。自らの心で選ぶがいい。私はしばしここにいる」
これは…
どうするべきか。
一度シャークんときんときの元へ行き、
相談してみるか、
自分の思いだけで行くか。
…前者だな。
神父も待ってくれるらしいし、
一度戻ろう。
正面の扉を開けた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わんわん - めっちゃ面白いです。更新 楽しみにしています (2020年4月15日 19時) (
レス) id: 25bc55c09d (このIDを非表示/違反報告)
チョコまんじゅう☆ - みずがみ。さん≫このお話好きです！更新頑張ってください！ (2020年1月7日 18時) (レス) id: a52b65d449 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - arisu(WT)さん» あれは泣いてしまいますよね… (2019年1月31日 18時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
arisu(WT) - みずがみ。2さん» みずがみ。さんエディ君好きなんですか？僕もです！！この前友達と原作見てやられるところで泣いちゃいました。 (2019年1月30日 20時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - 実況者好きのバカさん» ありがとうございます！ (2019年1月21日 0時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
