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じゃり…と砂を踏む音にぱっと後ろを振り返る
見ると、私の恋人のセンラ君が花束を持って静かに立っていた
久しぶりに彼に会えた喜びで思わず頬が緩んでしまう
「センラ君、早くこっち」
手招きすると彼はゆっくりと足を動かす
そして今まで閉じていた口を小さく開いた
「ごめん。最近忙しくて……これ、花束」
彼は私の方に綺麗な花束を差し出した
あまりの綺麗さに花束に魅入ってしまう
よく見ると私が好きな花ばかりだ。センラ君はわざわざ私のために……
「わあ……これ、私が好きな花ばっかりだよ」
「お前が好きな花だけ集めたんや。綺麗やろ?」
「うん。すっごい綺麗だよ……ありがとうセンラ君」
私は色とりどりの花の匂いをいっぱいに吸い込み、センラ君へ微笑んだ
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翠華@みかん(プロフ) - カズミさん» 返信遅れてごめんなさい! マジですかありがとうございます!!天才なんて、もったいないお言葉でございます泣 (2018年2月15日 17時) (レス) id: 712f496595 (このIDを非表示/違反報告)
カズミ - センラーです。 この話し大好きです。もう…天才です…。 (2018年2月14日 1時) (レス) id: ea0613df6c (このIDを非表示/違反報告)
翠華@みかん(プロフ) - 暁(元 背低い系女子)さん» ありがとうございます。そうですね、報われて良かったです! (2018年1月28日 21時) (レス) id: 712f496595 (このIDを非表示/違反報告)
暁(元 背低い系女子) - あ、死んじゃってたんだ・・・。センラさんが可哀想だったけど、最後に報われてよかったです。感動しました。 (2018年1月28日 14時) (レス) id: 9d81881b21 (このIDを非表示/違反報告)
翠華@みかん(プロフ) - 茶宮さん» あありがとうございます茶宮さん!そんな感じですね!面白いですか……?!嬉しいです (2018年1月17日 22時) (レス) id: 712f496595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翠華@みかん | 作成日時:2018年1月8日 14時