検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:2,699 hit

02 ページ3

「もう、帰らなきゃ…」


6時を指した所でAが呟く
確かに、この小ささならもう帰る時間だ


小さい体が俺から離れ、リュックに荷物を詰める



このまま一人にしても、
このまま帰ったって、栄養もろくに摂れない
人の温もりを感じれない


側までいき、しゃがんで目を合わせる
不思議そうにこちらを見るAに優しく微笑む


肩に手を乗せ、口を開いた


『Aが帰るところは俺と同じところだよ』


間違いだってわかっている
こんなのただのお節介で
俺の自己満足


いや、間違っているのはこの世界だ_


ギュッと抱き締めれば嬉しそうに抱き締め返される


暑い暑い夏の日、
黄色いてんとう虫を捕まえた

03→←01



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
設定タグ:BE:FIRST , 黒田竜平   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:トイ | 作成日時:2022年11月13日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。