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「もう、帰らなきゃ…」
6時を指した所でAが呟く
確かに、この小ささならもう帰る時間だ
小さい体が俺から離れ、リュックに荷物を詰める
このまま一人にしても、
このまま帰ったって、栄養もろくに摂れない
人の温もりを感じれない
側までいき、しゃがんで目を合わせる
不思議そうにこちらを見るAに優しく微笑む
肩に手を乗せ、口を開いた
『Aが帰るところは俺と同じところだよ』
間違いだってわかっている
こんなのただのお節介で
俺の自己満足
いや、間違っているのはこの世界だ_
ギュッと抱き締めれば嬉しそうに抱き締め返される
暑い暑い夏の日、
黄色いてんとう虫を捕まえた
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作者名:トイ | 作成日時:2022年11月13日 20時