涙ごと愛して

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結局彼に送ってもらって、そこで連絡先も交換してもらった


『ごめんね、ここまで』


「いや大丈夫です。ゆっくり休んでください」

それじゃあ、また明日なんて笑って
手を振って帰る彼に手を振り返す
彼が見えなくなって、家に入る


【今日はごめんね！！本当にありがとう】


リュウヘイくんにそう打って
私は意識を手放した




『…』


時計を見ると9時をまわってて
リビングに行けばお母さんがご飯を温め直してくれた


「あれ？目、腫れてない？？」


『あー…アレルギーかも』


そんな事を言えば薬塗らなきゃ〜と笑うお母さん
ごめんね、お母さんアレルギーではないんだけど


(明日も学校か)


正直しんどい
ソウタとハナを見ると泣きそうになってしまうから
もう話せないかもな、なんて


『ごちそうさまでした』


食器をお母さんに渡して自分の部屋に戻る
ﾋﾟｺﾝとなったスマホを開く


【大丈夫です！！！足はもう大丈夫ですか？？】


そういえば足の痛みはあまり感じない
多少は痛いけど


【うん！大丈夫！！】


【よかったです！安静にしててくだたい！！おやすみなさい】


【おやすみ】


かわいい黒猫のおやすみスタンプを送ってきたリュウヘイくんに思わず笑ってしまう
リュウヘイくんらしいというか
てか少し似てるし


ちらっと見た連絡先
ソウタからの連絡がないのを見て
少し、胸が痛くなった

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