JUMP HOSPITAL〜小児科病棟〜

＊38 吸引＊ ページ39

Aside


涼介「吸入終わった？」

「うん……」

涼介「そっか。お部屋戻る前にここで
診察させて？」


背中をポン、と押され、処置室に逆戻り。


圭人「ここおいで？」


さっき座ってた椅子に座る。


涼介「胸の辺りゴロゴロしてない？」

「わかんない…」

涼介「わかんないか。

もしもしさせて？」


胸の音を聞かれて終わりかと思ったら


涼介「吸引しようか」

圭人「A、ベッドにごろんできる？」

「やだ！」

涼介「何されるか気付いちゃった？(笑)

大丈夫だよー」


ひょい、と抱き上げられて
ベッドに寝かされた。


危険だ…。逃げないと…。


でも圭人くんに身体を押さえられてるから
動くことはできなかった。


涼介「A、あーんして？」


…あーんしない。


圭人「あーんだよ？」

涼介「できるかな？」

「できない……」

涼介「…できない？

じゃあ鼻からだな」


そう言うと押さえる力も強くなって
頭を涼介先生に押さえられて
鼻にチューブを入れられた。


「んんーっ！！痛いーっ！！！(泣)」

涼介「ごめんねー。痛いねー」


ズズッと何かが吸われる音。


めっちゃ痛い…。


早く終わってー(泣)

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