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512話 ページ13
涼介side
あれから数日が経って
Aの体調もちょっとだけ回復した。
回復したって言っても
酸素が外れただけでまだ油断はできない。
今日は甘えたい気分みたいで
中々ベッドに行こうとしないし、
寝たかなって思ってベッドに戻すと泣くから
ナースステーションで過ごすことに。
朝からお昼までずっとひかに抱っこしてもらってて
流石に腕も限界だろうから
抱っこを交代した。
その間にひかは休憩に入った。
A「ｸﾞｽｯ…ひかぁ…(泣)」
「もう少しで戻ってくるからね？^^;」
A「やだぁ…！(泣)」
寝たタイミングで抱っこを
交代したからその瞬間気付いて大号泣。
片手で仕事してたんだけど
それじゃ、全然泣き止まないから
手を止めて小さい子をあやす様に
背中をトントン。
Aの中ではひかのことで
頭いっぱいで落ち着く気配はないけど^^;
大貴「ここにいたんだ。
すごい泣いてるけど大丈夫？(笑)」
A「ｸﾞｽｯ…(泣)」
診察するために来てくれた大ちゃん。
高確率で痰の吸引もするだろうからってことで
処置室に連れて来た。
A「ｸﾞｽｯ…やだぁ‼いやぁ‼(泣)」
大貴「A〜、大丈夫だよ〜^^
熱測らせてね」
A「んん……やぁ〜(泣)」
大貴「ごめんごめん。嫌だね〜」
嫌がるAを宥めながら検温。
検温でこんな感じなら
吸引なんて暴れちゃいそう^^;
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作者名：山田光
| 作成日時：2022年9月15日 23時
