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75話 ページ27

涼介side

薮ちゃんに頼まれて
保冷剤と新しい留置針を
Aの部屋へ。

部屋に入るとAは
布団に潜り込んでた。

宏太「A、息苦しくない?
出ておいでよ」

A「いやっ…(泣)」

出てくるように促してるけど
出てくる気配はない。

宏太「じゃあ、腕だけ
涼介に出して?

これ、取ってもらおう?」

A「…」

あっ、出してくれた(笑)

点滴を外して、
入れてた部分を冷やす。

その間に血管を探す。

たまに血管を触ると

A「んん…(泣)」

って泣いちゃう。

腕だと難しそうだから
手の甲に入れようかな。

冷やしてた部分に
絆創膏を貼って手の甲の
血管を見る。

…うん。この感じだと
入りそうだな。

ゴムを縛ろうとすると

モゾモゾ動きだして
布団から出てきて

A「お兄ちゃん…(泣)」

って抱きつく。

「…A、こっちの手
ここに出して?」

A「やだぁ〜っ、
やらないもん…(泣)」

宏太「ちょっと頑張ろう?
お兄ちゃん、ギューってしてるから」

腕を出して
Aの身体を押さえてくれた。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 兄妹 , 病院
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作者名:山田光 | 作成日時:2019年1月12日 17時

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