Save４１ ページ42
Aもその部屋にはまだ一度も入ったことがなかった。
母が入れさせてくれなかったのだ。
しかし、その男達が何の用で来ているのかはだいたい予想がついていた。
多分、重要なお仕事の依頼なのだ、と。
貴「(また、お母さんに新しいお仕事かな)」
そして、決まって帰るころには男たちの顔は真っ青になっていた。
この理由まではまだ幼いAには分からなかった。
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Aが八歳になったある日、一つの仕事がAに入る。
ある詐欺グループの居場所を突き止めた上に、情報を盗んでくるというものだった。
この仕事は簡単にこなすことが出来た。
仕事を終えて家に帰ると母が褒めてくれた。
母「よくやったわね。でも、まだまだこれからよ」
貴「…うん」
その後は居場所を突き止める簡単な仕事から、情報を盗んだ後にその場を爆破させる破壊工作なども頼まれるようになった。
年齢を重ねていくにつれ、自分の考えを持つようになったAは、同年代の子と遊びたい。仕事の他に自由に外に出たいと考えるようになる。
しかし、今だ母に逆らうことはできず、自分の気持ちを押し殺して仕事をこなしていた。
そんな毎日の中、Aの唯一の楽しみはこっそり隠れて飼っている子犬だった。
仕事の帰りに捨てられていたのをAが拾ったのだ。
綺麗な白い毛並みを持ったその子犬にAは、シロと名付けた。
毎晩、母に見つからないように食料を持って家の裏へといった。
貴「シロ！ご飯だよ！」
「！ワンッ！」
Aに懐いたシロはAの姿を見るといつも嬉しそうに尻尾をふって駆け寄ってきた。
ご飯を美味しそうに食べるシロをAはぼんやりと見ていた。
綺麗な白い毛並み。
幼いころからの習慣で、黒めの服を着て、自身の黒い髪の毛で顔をよく隠している自分とは対照的だなと感じていた。
ふと、気配を感じて前を見ると、ご飯を食べ終わったシロがAの顔を心配そうに見上げている。
そして、明るい色の花をAの膝の上においた。
暗い顔をしていたから、心配をかけてしまったのだろうか。
貴「綺麗だね…。ありがとう、シロ。大好きだよ」
「ワンッ！」
ぎゅっとシロを抱きしめてAは寂し気に呟いた。
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葉桜ノ咲 - シロォォォォォォォォォ!! (2016年9月25日 21時) (
レス) id: 8346ebd752 (このIDを非表示/違反報告)
キンプリloveアイカ！ - 面白いですね〜！ (2015年6月13日 21時) (レス) id: c5d62240b1 (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - 黒瀬優希さん» ですよね！もう、ずっと話してても飽きなさそうです！あ、了解しました！ (2014年11月2日 16時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優希(プロフ) - アストルさん» わかります！占いツクールの友達がリア友だったらな〜って思うことがよくありますw(落ちます！ (2014年11月1日 23時) (レス) id: 4cf6869eaa (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - 黒瀬優希さん» 唯一話せる場所ですからね！笑 近くにここで出会ったような方の友達が居たらもっと楽しいだろうけどですねww (2014年11月1日 23時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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