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貴「ここが試験会場か…」
少しの間、家にこもってたから久しぶりの外の空気
『沈黙』が答えになっているおばあさんのクイズ
魔獣、凶狸狐のナビゲーター
この二つをなんとかクリアし、今は凶狸狐から教えてもらった定食屋に入ったところだ
凶狸狐「ステーキ定食、弱火でじっくり」
ステーキが焼かれてる部屋に案内され、凶狸狐は私の顔をじっと見て口を開いた
凶狸狐「あんたが合格できるかは分からないが、俺には何か大きな力を感じる。頑張りな。応援してるぜ」
そういって凶狸狐はドアから外へ出て行った
貴「私に大きな力ねぇ…」
そりゃ、力を持てるものならもってみたい
でも、ここ何年ほとんどゲームしかしてない私が突然力を得ることは不可能に近いだろう
昔、体力作りをしていた時期の残りで体力が人並みより少し上なのがせめてもの救いだ
教えてくれる人が居たら、また別の話だと思うが。
貴「昔は母さんが教えてくれてたっけ」
そんな昔の思い出に浸っているとチーンという音が響いた
どうやら会場についたらしい
足を踏み入れた瞬間、私に突き刺さったのはハンター志望者の鋭い視線
貴「(苦手だなこの空気)」
なるべく目を合わせないようにして私は端っこへ移動した
貴「(誰も話しかけてきませんように…)」
人と話すのが少し苦手な私の切実な願いはある男によってかき消された
トンパ「やぁお嬢さん!新人だろ?俺はトンパ。」
貴「あ…どうも」
悪い意味でフレンドリーすぎるその男はなにやら懐からジュースを取り出し始めた
トンパ「これよかったら飲めよ!のど渇いてるだろ?」
見るからに怪しいジュース
ゲームでよくある最初に敵のやつらが眩しいくらいの笑顔で何か罠を仕掛けてくる場面に似ている
さすがの私でも何か罠がありそうだと感づいた
しかしそれを断れないのが私の悪いところ
貴「…ありがとうございます」
あとで捨てればいいだろう
そう考えた私はとりあえず受け取る
トンパは満足そうな顔でまた到着したであろう新人のところへ向かっていった
貴「(どこに捨てよう…)」
ゴミ箱がないかキョロキョロしていると、また声をかけられた
しかし今度はおじさんの声ではなく少年の声だった
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葉桜ノ咲 - シロォォォォォォォォォ!! (2016年9月25日 21時) (レス) id: 8346ebd752 (このIDを非表示/違反報告)
キンプリloveアイカ! - 面白いですね〜! (2015年6月13日 21時) (レス) id: c5d62240b1 (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - 黒瀬優希さん» ですよね!もう、ずっと話してても飽きなさそうです!あ、了解しました! (2014年11月2日 16時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優希(プロフ) - アストルさん» わかります!占いツクールの友達がリア友だったらな〜って思うことがよくありますw(落ちます! (2014年11月1日 23時) (レス) id: 4cf6869eaa (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - 黒瀬優希さん» 唯一話せる場所ですからね!笑 近くにここで出会ったような方の友達が居たらもっと楽しいだろうけどですねww (2014年11月1日 23時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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