Their morning is very late. ＊２１ ページ24
一松SIDE
朝、僕は兄弟よりも少し早く八時半に起きた。
昨日は酒を飲んだせいか、
頭がガンガンする。
まぁ僕はチョロ松兄さんに似ているから酒が弱いんだろうな。
・・・と。
そんなことはどうでもいい。
朝起きて一番に分かったこと。
みのりがいない。
布団には忽然といなくなっており、
そばに置いてあった荷物もない。
代わりに、寝間着として貸した母さんの服がきれいに畳んでおいてあった。
ああ、帰ったんだな。
ほっとしたと同時に、何だか分からない喪失感が残った。
まぁこのまま朝まで知らない人がいるとか
緊張するから良かったのかも。
と、心の中では思っているのに、
その隅っこの方では、まだいてほしいと心を痛める自分がいた。
まだいてほしい・・っていうか、
家、隣なのに。
何バカなこと思ってんだよ。
一「ん、なんだこれ」
居間に降りると、
机の上に置手紙があった。
見ると、それはみのりからの物だった。
『松野家の皆さんへ。
昨日は、私を心から歓迎しふるまってくれてありがとうございました。
とても嬉しかったです。
そのうえ泊めてくださるなど、とても恐縮しています
今日は用事があるので早めに帰らせていただきます。
昨日はどうもありがとうございました。
みのりより』
なんて美しい文章なのか、と思った。
それと同時に一つ気づいたことがあった。
字体が、誰かと似ている。
なぜかは分からないけれど、誰かに似ていた。
昨日から感じるこの違和感はなんだ？
胸のつっかえがいまいち取れない。
とにかく、この手紙は僕が持っておこう。
兄弟たちにこのことが気づかれないように。
僕は、パーカーのポケットの中に
静かにその置手紙をしまった。
Their morning is very late. ＊２２→←Morning she woke up. ＊２０
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霙 - グラサンかけてるニートの時点であなたはもう立派な不審者よでお茶吹きました (2016年10月10日 12時) (
レス) id: 0f699349a9 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 気にしないで!!他の作品も読んでみます！！ (2016年8月15日 18時) (レス) id: abd555a29f (このIDを非表示/違反報告)
らっきょうキング(プロフ) - メアさん» 続編でも呼んでくれてありがとうございます(#^.^#)嬉しいです！！ (2016年8月15日 18時) (レス) id: cfc9495453 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 久しぶりです!!見ました!!面白いです (2016年8月14日 22時) (レス) id: abd555a29f (このIDを非表示/違反報告)
らっきょうキング(プロフ) - 甘茶さん» ありがとうございます！頑張ります(*^_^*) (2016年8月2日 22時) (レス) id: cfc9495453 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らっきょうキング | 作成日時：2016年3月21日 14時
