59.「遠征2日目。続!」 ページ13
カノンたちが食べ終わり、俺らは洞窟を進んでいく。
エメットが少し五月蠅いが…。
クレイ「ねぇ、なんか…ずっと同じ道を進んでない?」
クレイの言葉に皆そう思っていたらしくエメットが「一旦止まろう」といった。
カノン「あれ?ここって私たちがご飯を食べたとこだよね?」
カノンが言うが洞窟なのであまり差がよくわからないすると、ミカが動き弓の矢を地面に突き刺し言った。
ミカ「次この矢があったら回ってるってわかるよ!」
ミカの言葉に皆がまた動き出した。
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クレイ「ん…?あ!あったよ!!」
またしばらく歩いていると、ミカが地面に突き刺した矢が刺さっていることを確認する。
エメット「ん―…これで僕たちが回ってることが分かったのはいいんだけど…。これからどうする?」
エメットの言葉を聞き皆、頭を抱えて悩むような素振りをする。
カノン「A…。」
A「なんだ。」
カノン「何でもかんでも魔物の所為にしちゃいけないと思うんだけど…。」
カノンの言葉に目を細め次の言葉を待つ。
カノンは少しおどおどしながらも言った。
カノン「魔物が…ループさせたりしてるんじゃないかな…?」
身長差的に見下ろしてしまうカノンを見下し「根拠はあるのか?」と聞く。
カノン「うん。多分なんだけど。さっきから同じところを通るたびあそこが光ってるの…。」
カノンはそう言いながら岩の窪みを指さす。
A「…。」
残りの3人はまだ良く分かっていなかったっぽいが…。
1人が気づいたのだ。
A「あれは妖精だ。下級の魔物だから攻撃等をすることは無いが悪戯好きでよく自分の姿が小さくて醜いからと人間を困らせたりする…。」
俺がそういうとカノンは「A気づいてたんだ…。」と言って俺から視線を外し岩の窪みを見た。
そこには、小さく光が何個か集っていて「こ…こんなに居たんだ…。」っとクレイがその光の数を見て苦笑いをしていた。
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ナルス(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます!! (2018年2月4日 2時) (レス) id: 0c168f8630 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き楽しみにしてます!これからも頑張って下さい!! (2018年2月3日 2時) (レス) id: 0b9483743a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナルス | 作成日時:2018年1月22日 19時