58.｢遠征2日目｣後半 ページ12
エメット「だから、なんでそいつを使うんだよ！」
あまりにもエメットが怒るので…。
A「…。わかった。こいつは使わねぇ…。」
俺がそういうと明らかにホッとする4人。
A「俺、飯作るから。お前らはこれからのことでも話してくれていてもかまわねぇ…。」
俺の言葉に皆が頷いたので、少し離れたところに移動しカニを置く。
A「すまんがラクシア、火を出してくれるか？」
ラクシアは手から火を出す。
洞窟なので燃やせるものがなく、俺は常に火を出しながら何かを切ったりできないから手伝ってもらう。
A「ピクシーはこのカニあと2匹採ってきてくれ。あいつ等にばれないように…どうせ食べ物はこいつらしかいないからな。」
ピクシーはカニを使うと分かっていたらしく少し笑い、頷くとカニを取りに俺たちの近くから離れた。
荷物に入れている調味料等を取り出し、中に入れていた鍋を取り出す。
鍋と言っても小さいので1匹ずつしか入りきらないのでピクシーを待たずカニを入れていき作っている。
温めるとカニは赤くなり人間が食べているカニとさほど変わらない。
ピクシーが２匹連れてくるころには元々持っていた2匹の料理が終わっていて、残りの2匹を茹で、殻を剥ぐ。
出来上がると、ピクシーたちにも皿を運んでもらい。
カノンたちの目の前に出す。
4人「「おぉー！！」」
A「どーぞ」
俺がそういうと、4人はよほど腹がすいていたのか黙々と何も言うことなくフォークを進めていった。
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少しして、4人が食べ終わるとエメットが「おいしかったー…お前見た目とは全く違うんだねー…。」などと言いながら俺に聞く。
エメット「思ったんだけど、材料は何だったの？あんなおいしいの食べたことない。」
A「…聞かない方が『おいしかった』で済むんじゃねぇの？」
俺がそういうと、カノンは「あっ…。」といった。
何かを察したらしい。
クレイとミカはよくわかっていないような表情をしていて…エメットは少し青ざめている。
A「おいしかったんだろ？」
そんなセリフとともに俺は思わず笑ってしまった。
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ナルス(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます！！ (2018年2月4日 2時) (
レス) id: 0c168f8630 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！！ (2018年2月3日 2時) (レス) id: 0b9483743a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナルス | 作成日時：2018年1月22日 19時
