57.｢遠征2日目｣中半 ページ11
A「な…なんだよ……。」
エメット「刀使ってんのに『探索』スキルがあるって最強すぎるでしょ…」
クレイ「最強だからって全スキル持ってるわけじゃないよね？！」
すごい勢いで聞いてくる2人。
そんな2人に戸惑いが隠せなかったが、一人ずつ答えていく。
A「落ち着け…お前ら…。俺は刀を思い使うが、もとは弓だ。そして、全スキルは持ってねぇが、自分なりに必要だと思うのは基本持ってる。」
俺がそういうとエメットが「チートめ…。」と小さく言っていたが…。
チートってなんだ？
とりあえず、俺は『探索』スキルを使い、洞窟の中を進んでいく。
途中、『チート』について考えていたがよくわからなかったからカノンに聞いたら、苦笑いされただけで何も答えてはくれなかった。
しばらく進んでいくと…。
クレイ「おなかすいた…。」
クレイがそういうと、ミカも「そうですね。」と言いカノンが俺の方を向く。
なんだよ…。
作れってか…。
そんなことを思いながら言う。
A「材料なくね？」
俺がそういうと、皆今気づいたかのように、口を開いた。
エメット「あぁー…ここに来るってわかってたらご飯いっぱい持ってきたのにぃ―。」
「つーか、ご飯まで作れるのかよ…。マジでチート…。」そんなことを言いながらエメットが嘆いている。
だから、チートってなんだよ…。
すると、俺の足元を何かが通る。
そのことに気付くと俺はすぐさま刀を地面に突き刺した。
カノン「…？どうしたの？A？」
A「食べもん…。」
俺が下を見ながら、そういうと皆の視線が刀の先の方へ行く。
４人「「え…。」」
４人の声が揃う。
ピクシーはクスクスと笑い。
ラクシアは着物の裾で口を覆って笑っている。
ミカの使い魔は、感情がないのか黙ってこちらを見ていた。
エメット「はぁ！？お前、自分は食べなくてもいいからってこんなモノを僕らに食べさせるつもりか？！」
そう言いながら、エメットは俺の胸倉を掴む。
エメットが俺の胸倉を掴んで言うが…俺の方が身長があるから、持ち上がっていない。
A「なんでだ？人間はこいつを食べるだろう？」
そういいながら、俺は動かなくなったものを掴み上げる。
A「カニを」
クレイ「いや、食べるけど…それ、色やばくない？」
ミカ「青緑色…。」
ミカが口を押える。
そんな2人を横目に見ながら、近くにいるもう一匹のカニをしとめる。
俺を見てエメットが嫌な顔をする。
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ナルス(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます！！ (2018年2月4日 2時) (
レス) id: 0c168f8630 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！！ (2018年2月3日 2時) (レス) id: 0b9483743a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナルス | 作成日時：2018年1月22日 19時
