66.｢目を開いたら…。」後半 ページ20
エメット「おぉ、起きたのか！！」
そう言いながら俺とカノンの方に近づいてくる。
そして、俺たちの手を見ると目を細めながらも、やんわりと俺とカノンの手を解きもう一度「良かった」と言った。
エメットによると、俺は2日ほど寝ていたらしい。
見たことがない場所にいると思ったらそういうことだったのか。
俺が寝ていた時のことをいろいろと話してもらい状況を把握する。
そして、俺たちが今いるところは、ワームが住んでいる巣の近くということが分かった。
A「…。牙…だったな。」
遠征の日付は一週間、そして今日は５日目…。帰る時間が無くなってしまう。
それでは、遠征は失敗し、ランクを下げられてしまうだろう。
カノンとミカは関係ないだろうが…。
A「今すぐ取って帰ろうか…。」
俺がそういうと、エメットとカノンは目を見開き、ミカは無表情でこちらを見た。
カノン「え!?ワームの巣の近くだよ！？ワームの群れなんでかわいいものって思えるくらいいるんだよ！？」
カノンがそういいエメットが頷く。
A「いや、俺のせいで、皆が不合格になるのはいけない。」
「此処で少し待って居てくれ。」そう言いながら、呆然とする２人を置いて岩の隙間から出た。
そこにはクレイがいて、俺を見た瞬間目を見開いていた。
クレイ「A！起き上がって大丈夫？」
クレイの言葉に頷きながら、俺は言う。
A「ワームはどうだ？」
クレイ「だめよ。一匹になる時が全くない。」
「そうか。」と言いながら、俺は持っていた刀を地面へ置き、弓を作り出す。
クレイは目を輝かせながら、見ていた。
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ナルス(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます！！ (2018年2月4日 2時) (
レス) id: 0c168f8630 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！！ (2018年2月3日 2時) (レス) id: 0b9483743a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナルス | 作成日時：2018年1月22日 19時
