不思議の国のペンギンは知っている。

１５話　何なんだか.... ページ18

紙には

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ゲーム大会参加者募集


日時：〇月×日
会場：○○ゲームセンター


参加条件
・この手紙が届いた者とその友人
・１８歳以下
・10名以下のチームで出場すること


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こんな内容が......




え、すごくどうでもいいんだけど
だからなんなの


そんな気持ちが顔に出ていたのか
奈希哉がちょっと呆れた顔をする。

こういう顔を学校やさっきみたいな場だとしないので(私に対してのみ)新鮮だ


奈「つまんなそうな顔しないで最後まで読めよ。」


促され手で隠れていた最後の一文を読む



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なお、高井奈希哉 小野寺Aは強制参加とする



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ん？
見間違いだよね。いま自分の名前が.....
目をごしごしと擦る


奈「俺だって嘘だと思いたいよ。何が哀しくてまたお前と交流を持たなきゃいけないんだよ....」


あぁ、嫌なのそこなんだ。
私だって今日こうやって喋ってる嫌なのに。


貴「で、これは何処で貰ったの？」


さっきから頭の片隅で疑問に思っていたこと
半分以上はどうやって優勝しようか考えてたから。
もち、参加する気満々ですから


奈「朝郵便受けに。」


何でも無いと言うようにさらりと答える。

すごく怪しい....
そもそも、私と奈希哉の参加を要請してる時点でそいつ正気じゃないし、
私の周りの人間じゃない。

私達の間にあったことを知ってるはずだ
でも逆に、周りじゃないと関係を知らない。


貴「ホント何なんだか...」


奈「参加すんの？」
貴「もち」


即答。
また口を開き
「条件つきね」




ニヤリと笑う

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