お墓参り* ページ4
Aはお墓に行く途中、まんじゅうを買った。
お墓に着き、二人は線香を燃やした。
お供え物のまんじゅうを置き、帰ろうとした。
その時、Aはふと隣のお墓を見た。
お供え物はタバスコのかかった団子だった。
A「…ねぇ、団子ってタバスコかけるものだったかしら?」
銀時「はぁ?」
銀時はAが見ていたお墓を見た。
『沖田家』
墓石には、そう書かれていた。
銀時「あぁ、それはあれだ。
総一郎君のお姉さんの好物」
A「総一郎君って、真選組の沖田総悟のこと?」
銀時「あ、そうそう」
二人が話しているその時、ちょうど沖田が花を持ってやって来た。
沖田「あれ?旦那じゃねぇですかィ。
そっちの方は…彼女ですかィ?」
A・銀時「も・と!彼女よ/ま、そんな感じ」
二人はお互いを見た。
A「あら、私ってまだ銀時と付き合ってることになってるの?^言^」
銀時「スミマセン…調子に乗りました。」
沖田「で、お二人さんは誰のお墓参りですかィ?」
A「父上のよ。…ま、ここに遺骨は入ってないんだけどね…」
Aは悲しい顔をした。
銀時「形だけでもって、こいつが作ったんだよ」
銀時は沖田に説明した。
沖田「なんで遺骨がないんでィ。
何か悪いことでもしたんですかィ?」
Aは怒りを抑えるように手を握りしめた。
A「なんにも…悪い事なんか…してないわよ…
なのに…」
Aの目からは涙が溢れてきた。
A「なのに!父上は幕府に殺されたのよ!」
銀時「A…落ち着け…」
A「なによ…好きなやつに隠し事は絶対にしないって
言ってくれたくせに…
お前のせいで、私は最後に父上に別れを言えなかったのよ」
銀時「ッ…」
銀時は、それ以上何も言えなかった。
沖田「で、お前は幕府に復讐してぇんですかィ?」
Aは涙を拭いて、沖田の方を向いた
A「そんな事しても、父上は帰ってこないわ^^
私は…父上があの世で幸せなら、それで充分よ」
沖田「俺も…姉上をなくしましてね…
俺は、土方ってヤローのせいだと思ってやす。
いつか絶対に復讐してやりてェ…
姉上を幸せにできなかった復讐がしてェって思いやす。
だから、お前はそんなふうな考えで、
偉いと思いやすよ」
そう言って、沖田はお墓の花を入れ替え帰って行った。
A「ハッ…私のどこが偉いってのよ…
復讐に溺れてる…バカな私が…」
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マリナ(プロフ) - まりちゃまさん» ありがとうございますm(__)m 続き、頑張って書きます! (2015年6月23日 22時) (レス) id: 554fd99510 (このIDを非表示/違反報告)
まりちゃま - すごいおもしろいです!続き期待します! (2015年5月20日 0時) (レス) id: 7507ff78e4 (このIDを非表示/違反報告)
マリナ - ありがとうございます^^ (2015年5月11日 19時) (レス) id: 2472cd5d50 (このIDを非表示/違反報告)
マリナ - はんぺんさん» 了解です! (2015年5月11日 19時) (レス) id: 2472cd5d50 (このIDを非表示/違反報告)
Rate - 続きがすごく気になりなります!ファイトです♪ (2015年2月22日 13時) (レス) id: 150aaa4c18 (このIDを非表示/違反報告)
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