22。空助と付き合ってみる(1) ページ26
そして、あれからぎこちなく透真との1週間は過ぎていった。
空助「じゃあ次は僕の番だね」
Aの腕を引き自分の方に引き寄せる
透真「..っ」
貴「ち、ちょっと..、近いって」
胸を押し離れる。その顔は若干赤く染まっている
貴(なんだかこの間から空助くんのことが頭から離れない..。私、もしかして...ってないない!空助くんとは兄妹なんだから..!)
ぶんぶん、と首を振り自分を落ち着かせる
透真「Aさん?」
貴「..へ?あ、大丈夫大丈夫!」
貴(あ..れ..?なん、だか頭がくらくらして..)
その時、目の前の景色がグラっと傾きだした
透真「A!」
パシッ
空助がAを抱きとめそのまま抱き抱える
空助「..熱があるな」
Aの額に手を当てそう呟く
空助「このまま僕が保健室につれていくよ」
そしてその場を後にした
透真「っ..」
透真は唇を噛み締め、好きな人が連れて行かれる様子を黙って見ているしかなかった
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貴「..ん、ん」
なんだか心地よい、というか気持ちいい感じがした
唇に温かいものが触れていてそこから喉になにか冷たいものが流れていってるような気がした
ゴクンと冷たいものを飲み込み、うっすらと目をあけてみると具合が悪くなった原因となる男の顔があった
貴「んんん..?!」
私が驚いているとその男は優しく唇を離し、ベッドの横にしゃがむ
空助「起きたんだね」
くしゃ、と頭を撫でてくる
貴「え、な、んで..?」
当たりを見渡すと、ここが保健室だということを理解した
空助「A急に倒れたんだよ。で、熱があったみたいだから僕が口移しで薬を飲ませたんだ」
貴「..え、くち、うつし?」
驚いて唇を両手で覆う
貴(あの喉を流れてく感覚はクスリだったの..)
そして顔が一気に熱くなる
空助「A?また顔が赤くなってる。いまさらキスで照れることないんじゃない?」
可愛い、とベッドの淵に肘を起きにこっと微笑む
空助「そういう純粋なところ好きだな、 やっぱり」
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夢女 - 更新楽しみにしてます! (2020年11月11日 16時) (レス) id: 31a49163f6 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - 結構えちえち((( うん、なんか...うん(2回目) 好きです!←← (2020年9月26日 14時) (レス) id: 783a9cd7e8 (このIDを非表示/違反報告)
$$$$(プロフ) - もっと続きが見たいです!!楽しみにしてますね! (2020年8月5日 12時) (レス) id: a5a19fbbab (このIDを非表示/違反報告)
黒兎紅葉 - 久しぶりに更新されたー! これ空助ばんのエンディングと遥馬くんばんのエンディングみたいです 全く関係無い話すいませんでした (2018年9月1日 5時) (レス) id: db7cf4eb62 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ゆうゆさん» いや、おっふではなく、SAN値チェックのお時間です。でもいい感じ (2018年7月24日 19時) (携帯から) (レス) id: a362eb26d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:巡 | 作成日時:2018年6月6日 2時