91話 彼女の体 ページ45
マーモンとクロームの戦いが始まった。
マーモンの言う通り彼女は少し特殊な力が使えるらしい。
というか幻覚の力。
貴方「でも、マーモンにはまだまだ及ばないな。」
そう。
力はあるけどマーモンには敵わない。
それくらいに力の差がある。
マモ「どうだい？忌わしきアルコバレーノの力は」
忌わしき…ね。
一体、アルコバレーノって何者なんだろう…
クロームを圧倒している。
このままいけば勝てる。
いや、もう勝利は決まっている。
でも、なんだろう。
この感覚…
さっきよりも一層強くなる。
マモ「どうやらその武器は相当大事なもののようだね」
クロ「ダメ…」
クロームの制止の言葉をマーモンは聞き入れなかった。
そしてあの槍は粉々に砕け散り、それと同時に彼女は吐血しだした。
獄寺「腹が…陥没していく……！！」
ツナ「これも幻覚〜〜〜」
いや…違う。
これは現実…
どうなっているんだ…？
マモ「にわかに信じがたいが、彼女は幻覚でできた内臓で延命していたらしいね…」
はっ！？
そんなことって…
しかし、私には考える隙もなく彼の声が響き渡った。
ー上出来でしたよ、かわいい僕のクロームー
貴方「！？」
ー君は少し休みなさいー
貴方「まさか……！？」
その声と共に、霧が生じる。
そして、その霧がクロームをつつんでいく。
マモ「なーに、最後の力をふりしぼって自分の醜い死体を隠そうとする…女術士によくある行動パターンさ」
貴方「…違うよ……」
マモ「ん？何が違うんだい、ベル…」
私と同じように動揺している人間が向こうにももう一人…
ツナ「あいつが来る！！六道骸が！！骸が来る！！！」
その言葉と共に、霧は少しずつ晴れていく。
そして、あの声が体育館の中に響いた。
「クフフフフ」
マモ「ムム？男の声…？…ムギャ！！」
マーモンは体育館の床の破片により飛ばされる。
骸「随分いきがっているじゃありませんか。マフィア風情が…」
貴方「骸！！」
骸「A…こんな所で会うとは、奇遇ですね」
何でまた敵側なんだ。
どうして…
骸「A…募る話はまた後で？」
貴方「…うん。」
言いたいはたくさんあるのに、何も思いつかない。
ただ、ひたすらにこの戦いで、二人のどちらかが死ぬことになるかもしれないのを考えると苦しくなった。
もうこれ以上、大切なものを失うのはたくさんだ。
それでも勝負は止まらない。
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フィラン - いつも楽しく読ませてもらっています！途中で主人公の一人称が私になってたのが少し気になってました(笑) (2015年6月10日 23時) (
レス) id: 92b6a6750a (このIDを非表示/違反報告)
ラン - まだ間に合うのならザンザスに一票入れたいです！更新頑張ってください！！ (2015年3月3日 14時) (レス) id: 1e40475473 (このIDを非表示/違反報告)
ピクリン(プロフ) - 皆さんアンケートご協力ありがとうございました！あと5日くらいで締め切ろうと思います！途中経過はフランが1位で、ザンザスが2位です。まさかフランがこんなに人気があるとは思いませんでした笑 感想を書いてくれた皆様、これからも書いていくのでお願いします！ (2015年2月28日 16時) (レス) id: 2a554c6a61 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ依存症★ - 初めまして！！お話、面白いです(´∀`)オチは、フランでお願いします！ 更新頑張ってください！ (2015年2月28日 15時) (レス) id: a703f155f4 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - オチ 、フランに入れますー (2015年2月28日 9時) (レス) id: e13bf30126 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピクリン酸 | 作成日時：2015年2月19日 19時
