81話 嵐、始まる ページ35
11時となり、獄寺と俺の戦いが始まろうとしていた。
スク「本当に大丈夫なのかぁ！？」
ものすごい心配性だ。
本当に父親だよな。
いつもいつも心配してくれる。
スク「……無理なら早く向こうにリング渡せよ！お前なら、多分ボスに殺されることはねぇから…」
確かにな。
俺はボスのお気に入りだ。
どういう訳かは分からないけど、ボスは俺には何故か甘い。
でも、リングを渡して負けるなんて絶対に嫌だ。
俺は強くなったんだ。
この８年間で。
絶対に勝つ。
そう言って俺は獄寺達に近寄る。
貴方「一つ忠告しとくぜ。」
獄寺「あぁ！？」
貴方「俺は、お前を殺す気でかかる。だからお前も俺を殺す気で来い。」
俺はそう言って獄寺の肩をぽんっと叩いた。
負けるつもりなど無いが、用心に用心を越したことは無い。
貴方「じゃあ、行くぞ。」
ようやく、始まる。
「それでは嵐のリング、ベルフェゴールVS獄寺隼人、勝負開始！！」
開始の合図と共に爆弾がこっちに向かってくる。
しかし、この程度で倒せると思っていたら心外だ。
貴方「ちょこざいなことすんのやめとって…殺す気でかかってこいって言ったろ？」
俺がそう言うと、今度は大量の爆弾が向かってきた。
３倍ボムとか叫んでたな。
でも、これは避ける必要もないな。
何故かって？
そりゃあ……
バリン！！
窓が割れ、強風がその爆弾に遅いかかる。
貴方「風には敏感なんだよ。嵐の守護者だから」
獄寺「くそっ!」
しかし、そんな獄寺を邪魔するかのようにランダムに突風が吹き荒れる。
突風を避けるのに必死な獄寺は俺の攻撃を警戒すらしていない。
おそらく、この風の中ではナイフも飛んで来ないと思っているのだろう。
貴方「舐めるなよ？」
俺は風の気流を利用してナイフを放つ。
それはあいつの顔目掛けて飛んでいくが、今回は上手く避けられてしまった。
獄寺「っくしょー！！どーなってんだ！？まぐれか！？」
貴方「王子にまぐれとかないから。死ぬ程簡単な話さ。吹き荒れる気流を読んで目標ライン上にそっとナイフを添える。」
そして、そのままナイフをゆっくりと放つ。
まぁ今回は少し小細工もしているけど相手が見えていればこれくらいのこと容易い。
ツナ「気流の流れを読むなんて…そんなこと…」
シャマ「不利だと思われる状況を逆に利用してこんな人間離れしたことをやってのけちまうんだ…認めざるをえないな。奴は本物の天才だ」
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フィラン - いつも楽しく読ませてもらっています！途中で主人公の一人称が私になってたのが少し気になってました(笑) (2015年6月10日 23時) (
レス) id: 92b6a6750a (このIDを非表示/違反報告)
ラン - まだ間に合うのならザンザスに一票入れたいです！更新頑張ってください！！ (2015年3月3日 14時) (レス) id: 1e40475473 (このIDを非表示/違反報告)
ピクリン(プロフ) - 皆さんアンケートご協力ありがとうございました！あと5日くらいで締め切ろうと思います！途中経過はフランが1位で、ザンザスが2位です。まさかフランがこんなに人気があるとは思いませんでした笑 感想を書いてくれた皆様、これからも書いていくのでお願いします！ (2015年2月28日 16時) (レス) id: 2a554c6a61 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ依存症★ - 初めまして！！お話、面白いです(´∀`)オチは、フランでお願いします！ 更新頑張ってください！ (2015年2月28日 15時) (レス) id: a703f155f4 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - オチ 、フランに入れますー (2015年2月28日 9時) (レス) id: e13bf30126 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピクリン酸 | 作成日時：2015年2月19日 19時
