28話 帰りを待つ者達 ページ30
ウィッグで髪を長くして女子らしい服を着て…
カラコンは他の色に変えよう。
で、前髪を下ろして…
やばいやばいやばい！
もしあいつらにバレたら流石にマフィア関係者なのもバレる！！
ここはどうにかして出来るだけ部屋で過ごそう。
んでマフィアランドに着いたら普通にスクを連れて出来るだけ遠くへ行こう。
そうしよう。
それしかない。
スク「ゔぉい！何やってんだベルぅ！！」
貴方「あ……実は俺さーこういう人が多いところあんま好きじゃないんだー…だからさ部屋でご飯食べてもいい？」
スク「あぁ？別に構わねぇが…お前大丈夫かぁ？顔色悪いぞぉ？」
貴方「だ、大丈夫だから！とにかく部屋に行こう！？」
本当に大変なことになった。
せっかくバカンスだと思ったのに……
＊＊＊
貴方「でさー、なんかその二代目の絵ってのがさーまんまボスでもう本当にびっくりしたよねー！」
スク「そこまで似てたのかぁ？」
貴方「うん。憤怒の炎を構える姿もそっくり！ボスは二代目の血が色濃く入ってんのかなぁ…」
スク「あっ…そ、それは………」
貴方「どしたの？」
スク「いや、なんでもねぇ。」
貴方「？」
この時の俺はまだボスの秘密を知らなかった。
だからただ思うがままのことを口に出していた。
貴方「はぁー…早くボス帰ってこないかなぁ…」
スク「帰ってくるぞ、もうすぐ…」
貴方「えっ！？スク何か知ってるの！！？」
スク「いや、そういう訳じゃぁねえが、そんな予感がすんだぁ。」
なーんだ。
帰ってくるって決まった訳じゃないのか…
でも何でだろう。
なんとなく俺もそんな気がしてきた。ししっ
貴方「ボスが帰って来るまで、このヴァリアーを守り続けるって決めたんだし、もう少しの辛抱だな。もう少し今の任務も頑張ってみようかな。」
ボスが帰って来ることを想像したら、なんでも出来る気がしてくるから不思議だな。
スク「お前も、８歳の時からずっとザンザスについて来てんだもんなぁ。」
貴方「しししっ、だってボスは俺の王様みたいなもんだしぃ？」
スク「お前は本当によくやってる。」
貴方「えっ！」
なんだ急に…
急にそんなこと言われると照れるじゃん。
スク「だから、あと少しだけ頑張れ。頼んだぞぉ！」
そう言ってスクアーロは俺の頭を撫でた。
もうガキじゃないのに、それを拒む気にもなれなかった。
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ピクリン(プロフ) - 桜吹雪★さん» 本当だ！！ご指摘ありがとうございます！！ (2015年5月18日 21時) (
レス) id: 2a554c6a61 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪★(プロフ) - すいません。第四話でプリンス･ザ･リッパーのプリンスがブリンスになってますよ！ (2015年5月17日 22時) (携帯から) (レス) id: 3261f768b7 (このIDを非表示/違反報告)
ピクリン(プロフ) - 在り来たりなんて…！コメント貰えるだけで励みになります！！ありがとうございます！！ (2015年2月12日 17時) (レス) id: 057865812a (このIDを非表示/違反報告)
ろくむ(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！、 （在り来たりなコメントですいません(。>д<)） (2015年2月12日 16時) (レス) id: 0f13d142e3 (このIDを非表示/違反報告)
ピクリン(プロフ) - 夢乃さん、感想ありがとうございます！是非これからも読んでいただけてら幸いです！！ (2015年2月6日 20時) (レス) id: 057865812a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピクリン酸 | 作成日時：2015年1月30日 15時
