いつかめ＜kn視点＞ ページ6
ヤバい。
ひたすらに今考えていたことはそれだけやった。
数分前、食堂限定大人気の【鮭マヨネーズパン】。
授業が長引いてしまった為、一刻も早くパンを取らねば、という気持ちから階段も何段か飛ばしつつ進む。
それがダメだった。
右足が微かに階段を踏み外す。
走馬灯ってこんな感じなんやな、なんて馬鹿な事を考えながらも落ちていく。
階段を踏み外し、落ちていく時、一番初めに考え付いたのはそれやった。
脳に今までの色々な光景がフラッシュバックしてくる。
うーん、俺天にでも行くんかな、なんて事しか思うことが出来ひんかった。
…アイツらともうちょい馬鹿やりたかったわ。
そろそろ体が地面に着くときに何かがクッション？になり助かった。
まあこんな場所にクッションがある訳ないから大方誰かが受け止めて(物理)くれたんやろな。
まだ少なからず目がチカチカするがとりあえず最優先として謝らな。
何か声のようなものがしたということはあちらが俺に話しかけてくれたんやな。
とりあえず意識はある、か。
良かったわ。
っと、いかんいかん。返事せな。
しっかりと相手を確認しておけば、と今現在の俺は後悔している。
kn「あっ、あぁすまん！俺ができるだけのことはするから許してくれへん！？」
そう言って顔を上げてハッとする。
…女や。
ソイツは何か希望に満ちたような目でこちらを見ている。
…あぁ、やってしまった。
この手の女はひたすらに自分の欲求を満たそうとする。
断ろうと言葉を発しようとしてもそのままどこかに連れて行かれてしまう。
空き教室にでも行くんやろか、なんて考えていた。
だが実際着いた場所は理科実験室。
この時間って確かくられ先生が居ったような…。
ガラガラ、と大きい音を立て女がくられ先生に声をかける。
ut「せ、先生！僕ちょっと女の子と用事があって…ってシッマ！？どうしてここに！？」
そこにいたのは大先生だった。
何でここに居るんや？
kn「俺やって来たくなかったわ！でもかくかくしかじかで…。」
ある程度事の顛末を話す。
大先生はいつものへらへらとした笑みを浮かべ、心情はよく分からへん。
軽く二人でと話している間にあっちの女とくられ先生の話が終わった様だ。
その内に女が耐火実験の実験台になる様言ってきた。
願いってこれなんか？
女の言葉をネタのように軽く受け流す。
てか心が無いのネタとかどこで知ったんやコイツ…。
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秋のななくさ - 良かったです (2021年10月6日 0時) (
レス) @page11 id: 6dc2032343 (このIDを非表示/違反報告)
三ツ星優星(プロフ) - 安眠野郎さん» 当たり前…だよなぁ…（な訳ねぇだろ） (2021年4月25日 20時) (レス) id: b581edf190 (このIDを非表示/違反報告)
安眠野郎 - 作者さんもしかして某スタンドアニメとブルータスネタをご存知ですか？ (2021年4月25日 2時) (レス) id: 06ad9cc19b (このIDを非表示/違反報告)
三ツ星優星(プロフ) - おつ2@通りすがりの饅頭さん» はい、更新頑張らさせて頂きます…。 (2021年3月23日 14時) (レス) id: b581edf190 (このIDを非表示/違反報告)
おつ2@通りすがりの饅頭 - いや〜、毒素推しじゃないが、食害組推しや、腐かいとらんが、夢主ときぃ合いそう。うちも科学好きやから、実験はいいぞ〜 作者様 更新頑張れ！ (2021年3月22日 23時) (レス) id: e7282832ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三ツ星優星 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ikatomo/
作成日時：2020年5月6日 23時
