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「留守中」のカードが掛かっていない事を確認してからAが控えめにドアをノックすれば、「う〜い」となんとも気の抜けた声が返って来た。
失礼します、と引き戸を開けると、気だるげな表情で椅子に座る男と目が合った。
「おうおう何だよ、かわい子ちゃんじゃねぇか！どうしたんだ？体調崩したか？おじさんとチューする？」
途端、先程のやる気の無さは何処へ行ったのか、目を輝かせてこちらに迫ってくる。
女性好きとは聞いていたが、こうもあからさまな態度を取るとは思って居なかった。
中学校の教諭としてこれは許されるものなのかな、と表には出さずとも多少面食らったが、考えてみれば、雲雀恭弥や、沢田や獄寺を目の敵にしている教師、根津の存在を思い出して、この学校に普通を求めるのも可笑しいのだろう、と思考を辞めた。
「私じゃないんです。少し体調の悪い子がいて、熱があるかもしれなくて」
「熱？そりゃ大変だ、休ませた方がいい。ここのベッド空いてるぞ」
「男の子ですよ」
「んじゃ駄目だな。自分で乗り切れと伝えといてくれ」
間髪入れない返答に、Aは沢田の言っていた事は事実だったのだな思い返しつつ、「じゃあ保冷剤を頂けますか」と返す。
先程の彼の口ぶりから、沢田がAが声をかける以前に保健室に訪れ、そのまま追い返された事は推測できた。
男の胸元には「Dr.シャマル」と書かれた名札が付いているので、矢張外国人なのだろう。
「なるほどな、かわい子ちゃんのお願いなら断れねぇ。何個でも持って行ってくれ」
「ありがとうございます」
「……その男、もしかして沢田綱吉か？」
まだ体育祭が始まっていないこの時間、今のところ保健室を訪れたのは沢田くらいだろうから、彼の名前が出たことには特に引っかからなかった。
隠す理由も特に無いので頷いてみせる。
「そうです」
「じゃあ君が歌ノ屋Aちゃんか」
＿＿え、
Aの思考回路が急激にまた回り出す。
シャマルの言う「じゃあ」の意味が分からなかった。
沢田の話から、何故Aに辿り着くのか。
「シャマル」という名前から推察するに、彼はきっとイタリア系の人間だ。
イタリアと言えば、マフィアの発祥地で、多くのファミリーがそこに拠点を置くと聞く。
……ボンゴレファミリーも、その例に漏れない。
彼がここに赴任するタイミングも不自然だったし、シャマルがボンゴレの関係者である可能性は高い。
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水団子(プロフ) - 氷輝さん» いい文才…いい文才…うわぁぁぁぁ(錯乱)嬉しいお言葉ありがとうございます。出来るだけ更新頑張って行きます。コメントありがとうございました (2015年5月2日 17時) (
レス) id: 851c864111 (このIDを非表示/違反報告)
氷輝(プロフ) - とっても面白いです！！凄くいい文才をお持ちですね！うらやましいです！無理せずに更新を頑張って下さい！待って居ます！ (2015年5月2日 17時) (レス) id: 7cb1d6c2e0 (このIDを非表示/違反報告)
水団子(プロフ) - うさうさ(U*・×・*U)ﾛｯﾌﾟｲﾔｧｧｧｧｧｧｧｧさん» え。え。え。ちょ、文才、文才落ちてませんかァァァうさうささんに差し上げられるような文才落ちてませんかァァァ((すみません、私の文才は行方不明でして… ちょっとホント…どこ行ったんだろう(( 温かいコメントありがとうございます (2015年4月26日 20時) (レス) id: 851c864111 (このIDを非表示/違反報告)
うさうさ(U*・×・*U)ﾛｯﾌﾟｲﾔｧｧｧｧｧｧｧｧ - 文才をください…うらやまですよっ(ｷﾞﾘｨｨｨｨｨｨｨｨｬｧｧ← (2015年4月26日 20時) (レス) id: 39ae0504b8 (このIDを非表示/違反報告)
蝉時雨(プロフ) - いえいえ (2014年5月13日 12時) (レス) id: d5daaf2600 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水団子 | 作成日時：2014年5月8日 18時
