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「薬術専門、っすか……？あのヒバリが……？」
＿＿似合わねぇ！
全員の心の声が一致した瞬間だった。
雲雀が歌ノ屋から独立したのは100年以上前の話なのだから、今は薬関係から手を引いたのかもしれないが……
歴史を重んじるその性分上、何かしらの名残はあるはずだ。
もしかしたら、雲雀はああ見えて薬学に明るいのかもしれない。
「まぁ人にはあまり知られてない一面があるってことだな」
そう締めくくったリボーンの声に、綱吉の頭に浮かんだのはAだった。
……一面どころか、綱吉は彼女について何も知らない。
調べても調べても、出てくるのはその表面をなぞるような情報だけで、内情はもやがかかったようにその姿を表さない。
だが、雲雀にはそれが見えているのだろう。
＿＿あー、ちょっと妬けるな。
少しの不機嫌を息にのせて吐き出して、頭を左右に振る。
リボーンもきっと、何かしらを知っている。
先程のAの持っていた扇子への反応で何となくわかる。
問い詰めようと思ったが、やめることにした。
いつかA本人の口から聞ければいい。
とりあえずはそのくらいの仲にならなければ、と自分に課題を課す意もあるが、何より雲雀やリボーンからAについて聞く、という構図が気に食わなかった。
彼女は今もあの微笑を浮かべているだろうか。
それを想像することしか出来ないことを実感して、綱吉はまたため息をついた。
「何しに来たの？」
彼の声はいつでも冷淡だが、Aに向けたそれは更に棘が生えている。
昔はそれが“特別”だと思って嬉しく感じていたものだ。
今ではその芯にある敵意をありありと感じ取ってしまうから、なかなか居心地が悪い。
「そろそろ仲直りしたいなぁって」
「君は本当僕の神経を逆撫でするのが上手いね」
いつもは一と十しか知らないような物言いをする癖に、Aに対しては嫌味っぽくなるのは、わざとなのか、無意識なのか。
「別に歌ノ屋に戻れっていう訳じゃないよ。お互いに気まずいじゃない、この状態は」
「……論点が違うんじゃないの。
僕は群れるのが嫌いだからね。
家族だのは群れの最小単位のはずなのに、いくつも分家を抱えて大きい単位で群れてる君たちには虫酸が走る」
「あはは、恭弥くん今日めっちゃ喋るね」
言葉のナイフと鋭い目を携えて、雲雀は容赦なくAを攻撃した。
のらりくらりとかわすしかない。
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水団子(プロフ) - ミリアさん» 加えてリクエストありがとうございます！今のところリボーンの新作を作る予定はありませんが、もし作ることになれば前向きに検討させて頂きます。実はワートリは下書き中のものがあるので、公開したら是非覗きに来て下さい^^コメントありがとうございました！！ (2019年3月25日 2時) (
レス) id: 1b84b6b99e (このIDを非表示/違反報告)
水団子(プロフ) - ミリアさん» 一年越しの返信失礼いたします。遅くなってしまい本当に申し訳ありません、、、気に入っていただけて光栄です！！更新不定期ですが、気長に付き合って頂けると嬉しいです。 (2019年3月25日 2時) (レス) id: 1b84b6b99e (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったらリボーンのツナ♀逆行か雲雀の姉か妹か娘がヒロアカかワールドトリガーかアニメKとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張てください (2018年4月1日 10時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
水団子(プロフ) - 三日月さん» キター！！！意外とスレツナ好き多くて嬉しいです。あの性格でスレてたら絶対モテるんだろうなぁ、と思います。まあ何にしたってツナ可愛いですよね(( コメントありがとうございました (2015年7月17日 22時) (レス) id: 851c864111 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - スレツナキター！！！ (2015年7月17日 22時) (レス) id: 835df9eb43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水団子 | 作成日時：2014年4月9日 23時
