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それを見たリボーンのニヤつき顔に、綱吉は頭をかき回した。
「……あーあーあーあー！この話終わり！ほら、分家の話の続き」
「フッ。そんな顔すんな。……まぁ良い、分家の話だが、なんか気がつくことねーか？」
いまだににやついた顔をするリボーンに若干ムカつきを覚えながら、綱吉は答えた。
「ああ、いろは唄、だろ」
「正解だ。
『“色”は“匂”へど“散”りぬるを
“我”が“世”“誰”そ“常”ならむ
有為の奥山今日越えて
“浅”き“夢”みじ“酔”いもせず』
＿＿“
元々ひとつだったのが、平安時代後期に分かれたらしい。
＿＿最も、俺もそこまで昔のことはよく知らねぇ。
さっき言った通り、二八代目がボンゴレ初代ファミリーになって、ボンゴレと歌ノ屋が関わっていったから分かるものの、それがなければ分家のことなんて知らなかっただろうな」
へぇ、と綱吉は声を漏らした。
確かに、めちゃくちゃ有名な名家なのに、出回っている情報が極端に少ない。
リボーンがいなければ、歌ノ屋についての情報収集は割りと面倒なことになっていたかもしれない。
「そういえば、
さっき言ってた、“そしてもうひとつ ”って何？」
リボーンは、少し間を空ける。
「“そしてもうひとつ”は、……」
そこまで言って、リボーンは一旦口を閉じた。
相当重大なことらしい、どこまでも溜める。
そうしてやっと、リボーンは言葉を紡ぐ。
「……“そしてもうひとつ”、だ」
「……意味わかんないこと言わないでよ」
と笑ってはみたが、綱吉にもなんとなくわかっていた。
リボーンはふざけているわけではない。
「意味も何も、“そしてもうひとつ”っつー分家には、情報が全くねぇんだよ」
顔色を変えず、淡々と言葉を並べるリボーンに、綱吉は「えぇ」と声を漏らす。
それに構わず、小さな口は動くのをやめなかった。
「これは歌ノ屋家のトップ中のトップシークレットだ。どれ程あいつらに詳しいやつでも、“そしてもうひとつ”については知らない。
派閥の名前もわからねーし、そこに属する家についても何一つ情報が出回ってない。
オレたちにわかんのは、“そしてもうひとつ”、分家があるってことだけだ」
そう言い切ったリボーンは、テーブルの上の白いカップに入ったエスプレッソコーヒーを一口飲んで、「ぬるい」と呟いた。
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水団子(プロフ) - ミリアさん» 加えてリクエストありがとうございます！今のところリボーンの新作を作る予定はありませんが、もし作ることになれば前向きに検討させて頂きます。実はワートリは下書き中のものがあるので、公開したら是非覗きに来て下さい^^コメントありがとうございました！！ (2019年3月25日 2時) (
レス) id: 1b84b6b99e (このIDを非表示/違反報告)
水団子(プロフ) - ミリアさん» 一年越しの返信失礼いたします。遅くなってしまい本当に申し訳ありません、、、気に入っていただけて光栄です！！更新不定期ですが、気長に付き合って頂けると嬉しいです。 (2019年3月25日 2時) (レス) id: 1b84b6b99e (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったらリボーンのツナ♀逆行か雲雀の姉か妹か娘がヒロアカかワールドトリガーかアニメKとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張てください (2018年4月1日 10時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
水団子(プロフ) - 三日月さん» キター！！！意外とスレツナ好き多くて嬉しいです。あの性格でスレてたら絶対モテるんだろうなぁ、と思います。まあ何にしたってツナ可愛いですよね(( コメントありがとうございました (2015年7月17日 22時) (レス) id: 851c864111 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - スレツナキター！！！ (2015年7月17日 22時) (レス) id: 835df9eb43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水団子 | 作成日時：2014年4月9日 23時
