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バシンッ
ボールがフロアを蹴る音。
「……きゃあああああああああ！！」
「ヤバい！ヤバい！！」
ツナはいつものように困ったように笑って、袖で額を拭った。
「……やっばー」
力なくあいた口をほぼ動かさずに、花が呟く。
自然な体運びで捉えられたボールは、三人のブロックをかいくぐって、目標地点へと向かった。
相手チームは呆気にとられて反応できなかったらしい。
……これはさすがに…
「かっこいいね……」
垂れ流すように言ったあと、京子はすぐに口を押さえた。
Aと花が、素早く反応し、京子を振り返ったからだ。
「……忘れて…」
頬を赤く染める京子に、Aは現実へ引き戻される感覚を覚えた。
「あれが……十代目……」
ぼそりと聞こえてきた声に左を向くと、目付きの悪い銀髪の少年がたっていた。
……いつのまに……
全然気づかなかった。
と、あと……“十代目”って。
花と京子の服の袖を小さく引っ張り、「左」と小声で伝える。
二人は少し目を見開き、目を左に逸らした。
「……ただの中坊じゃねぇか」
三人は、ばれない程度に、また何かボソボソといっているその少年へ目をやり、聞き耳を立てた。
「……たしかに少しはできるみてーだが……」
「いや、でも、あんなサーブくらいオレだって、やりゃあできるし……」
「……なんだ今の、かっけぇ」
「いや、今のもオレだって……」
……独り言多いなこの人。
ツッコミどころが多すぎて、なにも言えなかった。
ただ、ツナのことを言っているのは明らかだし、何か知っている可能性も高い。
あとでそれとなく話を……逆ナンでもしてみようか。
なんて馬鹿げたことを考えていたとき。
Aの耳が、それを捉えた。
二発分の、銃声＿＿
顔を上げて、辺りを見回した。
……どこかな。
すると、今度はよりいっそう大きくなった歓声が耳に押し寄せてくる。
ぱっと試合の方に目を向けると、ツナがありえない高さを跳んでいた。
え。
隣にいた少年は、それを見ると人混みを退けながら走っていってしまった。
……ツッコミどころ、多すぎ。
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水団子(プロフ) - ミリアさん» 加えてリクエストありがとうございます！今のところリボーンの新作を作る予定はありませんが、もし作ることになれば前向きに検討させて頂きます。実はワートリは下書き中のものがあるので、公開したら是非覗きに来て下さい^^コメントありがとうございました！！ (2019年3月25日 2時) (
レス) id: 1b84b6b99e (このIDを非表示/違反報告)
水団子(プロフ) - ミリアさん» 一年越しの返信失礼いたします。遅くなってしまい本当に申し訳ありません、、、気に入っていただけて光栄です！！更新不定期ですが、気長に付き合って頂けると嬉しいです。 (2019年3月25日 2時) (レス) id: 1b84b6b99e (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったらリボーンのツナ♀逆行か雲雀の姉か妹か娘がヒロアカかワールドトリガーかアニメKとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張てください (2018年4月1日 10時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
水団子(プロフ) - 三日月さん» キター！！！意外とスレツナ好き多くて嬉しいです。あの性格でスレてたら絶対モテるんだろうなぁ、と思います。まあ何にしたってツナ可愛いですよね(( コメントありがとうございました (2015年7月17日 22時) (レス) id: 851c864111 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - スレツナキター！！！ (2015年7月17日 22時) (レス) id: 835df9eb43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水団子 | 作成日時：2014年4月9日 23時
