運命8 ページ8
天パの名前を呼ぶと何故かもっと抱きしめて来た
いや、意味が分からない
呼んだら離してくれるって言ったじゃん
恥かしい気持ちを押し殺して呼んだのに、何なの?おちょくってんのか!!
・
・
『〜…、いい加減離れろ!!変態パーマ!!』
「…ゲフッ」
我慢の限界と言うか、恥ずかしさの限界と言うか…まぁともかく目の前の天パの鳩尾めがけてキックした
そのキックは見事に命中、天パは顔を青くしてうずくまっている
はっ、ざまぁ←
『ふぅ、最初からこうすれば良かった』
「お前…、蹴るこたーねぇだろ」
『正当防衛ですよ』
ふふんとどや顔でそう言うと、悔しそうに顔を歪めてきた
「はぁ、俺ァこれからお前をどうやって落とそうか考えてた最中だったのによー」
こいつは何を言っているんだ、私が落ちる??貴方に??
というかこの天パは私を抱きしめながらそんな事考えてたのかよ
『何言ってるんですか。落ちる訳ないでしょ、腐れ天パ野郎』
「名前戻ってるけど、さっきみたいに銀さんって呼んでくれない??」
『黙れ天パ』
二度と呼ぶか
あんなに恥ずかしい思いしたくない
「…お前本当にツンとデレの差が激しいな。ま、そこがまた良い。落としがいがある」
そう言って親指を立てる天パ
誰がツンデレだよ。その親指折ってやろうか??
『…私絶対あなたには落ちません。』
もう一度そう言うと、天パはニヤリと黒い笑みを見せ
「…そんな事言って、本当は俺の事受け入れ始めてるんじゃねぇの?」
トンと私の頭の横に手を着いた
『…っ!!////』
まさかの壁ドンに、戸惑う
いや…だって壁ドンだよ!?
女子の憧れシチュだよ!!
少女漫画の王道だよ!!?
ていうか私今日抱きしめられたり壁ドンされたりなんなの??
その相手がこいつって言うのは気に食わないけど
「…こういうシチュ好きだろ?A……」
戸惑っている私を見て天パはまたニヤリと笑うと、耳元に顔を近づけ低い声でそう言った
低い声が鼓膜に響いて、痺れる
「ふはっ、やっぱり可愛いよお前」
『…マジでアンタ嫌い////』
パッと私から離れそう言う天パを思いっきり睨む
本当に嫌だこの男
「そう言っていられるのも今のうち、そのうち自分から俺の事好きって言わせてやっから」
‟覚悟しとけよ?”
そう言ってまたニヤリと笑った
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梍鵺(プロフ) - 夢主可愛すぎか、、、!…銀さんがめっちゃ羨ましい。銀さん、夢主をくださいィィ((殴 (2020年2月9日 2時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
Y - 泣けます!(=-=) (2016年12月17日 22時) (レス) id: 7f06fa0f9d (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 完結おめでとうございます!本当にキュンキュンしちゃいました!!銀さん素敵すぎて、読みながら一人悶えていました笑 (2016年8月24日 23時) (レス) id: ef9eed23c2 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - とても面白い作品なので番外編読みたいです! (2016年8月23日 0時) (レス) id: 3e6df181c1 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 番外編読みたいです。お願いします。 (2016年8月23日 0時) (レス) id: f267478968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅華 | 作成日時:2016年6月26日 17時