運命的恋愛【坂田銀時】

運命33 ページ33

『…で、なんで来たんですか』





結局カウンター席まで案内し、おしぼりとお冷を置きながら疑問に思っていた事を聞く






「近藤さんがお前んとこの居酒屋で酒飲みたいとか言うから来たんだ」





『…土方…さん、でしたっけ？？来てくれるのは嬉しですけど(沖田総悟以外)どうやってこの居酒屋だと知ったんですか？』





「おい、カッコのなか丸見えだぞクソアマ」





『事実を言っただけだ、クソガキ』





睨んでくる沖田総悟…もう面倒くさいから沖田でいいや
睨んでくる沖田を睨み返し、視線を土方さんに戻す



確かにこの前会った時『私の家居酒屋やってるんです』的な事言った気がするけど場所までは教えてない






すると、土方さんは眉間に皺を寄せ少し言いにくそうに




「…調べた」





と一言だけ言った



ん…？調べた？？




「近藤さんがあの面白いお嬢ちゃんの居酒屋が知りたいってしつこく言うもんだから警察の力使って調べたんでィ」





『なんでそんなあっけらかんととんでもない事言ってんの！！？それ職権乱用でしょ！？』






普通に犯罪だろ、プライバシーとかどうなってんだよ





「いやーだってな、気に入っちまってよAちゃんの事。あ、でも別に好きとかじゃないぞ？俺の愛を捧げるのはお妙さんただ一人だからな。Aちゃんは妹みたいな感じなんだよ」





そう言って豪快に笑う近藤？さん…
だってって何も理由になってないわ
つーかお妙さんって誰よ、ゴリラの恋愛事情何て微塵も興味ないんだけど








するとゴリラ基、近藤さんは口元に手を添えて




「…あと万事屋との関係も気になってな」



と小さい声で付け足した






そんな近藤さんに呆れてしまう





『あとって言うか、そっちが本命でしょ確実に』





「当たり前でィ、そうでなきゃこんな雌豚が居る居酒屋何て来るか」






『じゃあ帰れ。いっそのこと土に還れ』

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