13 見習いの猫 ページ14
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「はぁい！ ぼくもAさまがあるじさまがいいです」
可愛い今剣くんが、元気よく腕を振り上げた。
「俺っちもAに一票。知らない人間がなるより百倍ましだろう。な？ 旦那達もそう思うだろう」
手入れをしたばかりの薬研藤四郎さんも、手を上げる。
「にゃにゃん」
四票も私に入ったものだから、目を瞬かせた。
「はーい！ ボクも猫さんがいい！」
「にゃにゃん！？」
「ぼ、僕も……」
「にゃおん！？」
乱藤四郎さんと五虎退さんも手を上げるものだから、吃驚仰天してしまう。
「じゃあ、俺も！」
鶴丸さんが喜んだ様子で挙手した。
じゃあって、ノリですか。
「ほほう、俺も一票入れよう」
口元を袖で隠して笑う三日月さんまでもが。
面白がって、他の皆様も手を上げてきた。
無関心そうに縁側に立っていた大倶利伽羅さんまでもが、無言で手を上げている。
「あの、皆様。決定するのは政府です。それに私はまだ見習いです故」
「俺っちの見立てだと、実力は充分だと思うぞ」
薬研さんが言う。そんなことない。
まだまだわからないことだらけだ。
「俺達にも選ぶ権利があるし！ Aからも言って？」
「にゃにゃん？」
加州さんが抱き付いてまで頼んできたものだから、一応言ってみよう。
「しかし、やっぱり私では頼りにゃいかもしれません」
「それは俺っち達が補う、任せろA」
薬研さんは頼もしいことを言ってくれた。
全員賛成のようで、私はじんわりと胸に熱さを覚える。
必要とされるなんて、初めてのことだから戸惑う。
私でいいのなら、と微笑んだ。
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羅亥魅@文アル布教したい。(プロフ) - 何か終わりになってるぅぅぅ、えっもうコレ終わりなの この小説終わりなのぉッお願いします続けて下さい（土下座） (2018年7月19日 16時) (
レス) id: f2314de1fa (このIDを非表示/違反報告)
BENI(プロフ) - 柚希さん» 微笑ましい、ありがとうございます！ またいつか続きを書きたいですね。微笑ましい日常が、書けますように！ (2017年7月28日 16時) (レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
柚希 - 微笑ましい作品にくぎ付け(*´ω｀*) (2017年7月28日 9時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
BENI(プロフ) - RUMさん» ボクでしたか！失礼いたしました、直しておきますね！ (2017年7月28日 8時) (レス) id: df61bdf79c (このIDを非表示/違反報告)
RUM - 13話の、乱ちゃんの一人称は ボク ですよ (2017年7月27日 21時) (レス) id: f2bcadd75b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：BENI | 作成日時：2017年7月14日 9時
