【NARUTO】荒 野 の 紅 蜘 蛛 ２【男主】

「素振り。」 ページ17

「…本当に？」


『あぁ、解毒はしてやるさ。』


「条件とは、何ですか。」


未だ千本を構えたまま白が言った。


『俺のｺﾚｸｼｮﾝになれ。』


「「!!」」


『もちろんお前らの目的を果たした後で、だ。


このまま俺の毒で野垂れ死ぬか解毒して少しでも生き延びるか。


…どっちを選ぶ？』


ちなみにその毒は俺の独自配合だから薬草から作れる解毒では毒は抜けない、とお付け足しておく。


「っ再不斬さんの代わりに、ﾎﾞｸは!!」


『ただの忍びに興味はない。


再不斬…元霧の忍七人衆。それだけでもｺﾚｸｼｮﾝの価値には値するが一番の理由は口封じだ。


お前がいつ、俺のことで口を滑らすか分からないからな…。』


さて…どうでるか。


「……いいだろう。」


「再不斬さんｯ!!」


「構わん、白。…俺の悪運もここまでのようだ。」


『契約成立、だな。』


俺がそう言うと再不斬は頷いた。


「俺がお前の傀儡にされるのは、いつだ。」


『お前がその任務を終えた後…あのｼﾞｼﾞｲを殺した後だな。』


「分かった。解毒の方は？」


『すぐにしてやる。…だが。』


そこで一度言葉を切り、右手を構える。


『解毒をして俺を殺そうなどと思うな。


もしそんな素振りを見せたなら…ｺｲﾂがどうなるだろうなｧ…ｸｸｸｯ。』

「叫び声。」→←「ﾋﾞｸつく。」

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