【NARUTO】荒 野 の 紅 蜘 蛛 ２【男主】

「使い過ぎ。」 ページ15

「ﾌーーー。」


はたけは大きく息を吐き出しつつ、額当てを写輪眼の上に下げた。


「さ！俺たちもﾀｽﾞﾅさんを家まで連れていかなきゃいけない。


元気よくいくぞ！」


この場にたまった少し重たげな空気を飛ばすかのようにはたけは言った。


「ﾊﾊﾊｯ!!皆超すまんかったのｫ！


ま！ﾜｼの家でゆっくりしていけ！」


ﾀｽﾞﾅに言うと、突然はたけが倒れる。


「なに!?え…。


どうしたの!?」


「ｶｶｼ先生ｪーー!!」


…写輪眼の使い過ぎか？


確かｱﾚはうちは一族しかきちんと使うことのできない代物だと聞く。


どういう経緯ではたけが写輪眼を手に入れたかは知らないが…。


…ﾀﾞﾒだ、最近余計な考え事が多すぎる。


とりあえずこれから抜け出せる隙を見つけなければ。






「大丈夫かい？先生！」


「いや…！一週間ほど動けないんです…。」


あれからﾀｽﾞﾅの家に招かれ、はたけは布団で寝かされていた。


他のﾔﾂ等は再不斬が死んだものと思って安心している。


はたけは先ほどの追い忍(仮)について色々説明して、その後眠ってしまった。


…この間に。


『少し出てくる。』


「どこ行くの？」


『その辺を…。もしものために色々見ておきたい。』


そう言って家を出た。

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