【NARUTO】荒 野 の 紅 蜘 蛛 ２【男主】

「歳。」 ページ14

「なんなんだってばよ!!お前は!?」


突然追い忍(仮)に指を突きつけた。


「安心しろﾅﾙﾄ。人じゃないよ。」


「ンなこと聞いてんじゃねーの！俺ってば!!


あの再不斬が…あの再不斬が殺されたんだぞ!!


あんなに強えーﾔﾂが…。


俺と変わんねｪあんなｶﾞｷに、簡単に殺されちまったんだぞ！俺たちﾊﾞｶみてーじゃん!!


納得できるかｧ!!」


…何を馬鹿なことを。


この歳でお前等などより強いﾔﾂなんて腐るほどいるし、お前等より過酷な環境で生きてきたﾔﾂもこれも腐るほどいる。


『うずまき。』


「なんだよっ。」


『馬鹿かお前は。』


「はぁ!?」


『俺たちぐらいの歳ではたけなんかよりも強いｶﾞｷもいる。


どう思うかは勝手だがこの世界では歳なんてほとんど関係ない。


関係あるのは実力だけだ。』


そういうとうずまきはふくれっ面をして、無言のはたけに頭を撫でられていた。


そうこうしていると追い忍(仮)が音もなく降りて再不斬の体を起こす。


「…あなた方の闘いもひとまずここで終わりでしょう。


僕はこの遺体を処理しなければなりません。


なにかと秘密の多い死体なもので……それじゃ、失礼します。」


追い忍(仮)はそのまま消えた。

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