続 ページ5
まぁそりゃそうだよなぁ、外してやることは？
"解。可能です。ですが首に痕が残るでしょう。"
うーん……女の子にそれはなぁ……他の方法は？
"……検討中です。"
大賢者も難しそうか……痕ってずっと残る感じか？
"解。その通りです。"
…………その呪いによる影響は？
"……解。永久的な情欲と服従と絞首です。"
…そんな薄い本の便利道具見たいな……じゃなくて、かなりやばいなそれは……その絞首、ってのは常にか？
"解。少しずつ締まり、緩まり、を繰り返すもののようです。"
うーん……
ゴブリン「？どうかしましたか？」
「ああいや、この子の首についてるやつあるだろ？それについてちょっと調べてたんだがかなり命に関わるものだったようでな……かと言って無理矢理外すと痕が残るし……悩んでいたんだ。」
因みに、ゴブリン達の言葉も段々とよく聞こえるようになってきた。
「魔力感知」に慣れ始めたのだろう。有り難いことだ。
今は少し休憩中。何にしろ彼等の村は結構遠目のところにあるようで、かなりの距離歩いてきた。
……つまりはその距離からでも分かるほど妖気をダダ漏れにしていたということだが……
うぅ、穴があったら入りたい……
「……命に関わる、というのでしたら取った方が良いのでは？見た目など、命の代わりになりません。」
「……だがなぁ…本人の同意を得ないと…」
"告。放置をし続ければ彼女の酸素供給量が足りなくなり生命活動はいずれ停止するでしょう。"
は！？マジで！？
"解。本当です。"
えっちょ早く外さないと！！大賢者、どうすればいい？
"解。呪具に触れてください。"
ん？触れればいいんだな！？
大賢者を信じて、俺は慌てながらもそろりそろりとスライムの手を彼女の首元に伸ばした。
目の前の命を捨てるなど、俺には出来なかった。
大賢者の言う通り、それは触れたら外れた。
どう言う仕組みかはわからないが、恐らく大賢者が外せるようにしてくれたのだろう。「無限牢獄」の突破確率を調べたかのように。
大賢者、これで大丈夫か？
"解。問題ありません。"
取り敢えず危ないから捕食しとくか。
そしてチョーカーを持ち上げると手を戻し、そのままそれを捕食した。
"呪具の解析をしますか？"
YES NO
もちろんYES！
ただのチョーカーに戻せたらこの子の首の痕を隠すのに使えるからな。
早く返してやろう。
まぁ、こんな風にしていてもあの子は起きない訳だが。
「さ、行こうか。君達の村へ。」
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藍羽 - ファイトなのだー！ (2020年2月17日 19時) (
レス) id: 779fc880ba (このIDを非表示/違反報告)
伏見桜(プロフ) - 藍羽さん» ありがとうございます、のんびりとですが頑張らせていただきます！ (2020年2月16日 21時) (レス) id: 5f2347556f (このIDを非表示/違反報告)
藍羽 - 頑張ってください、良かったです。 (2020年2月16日 19時) (レス) id: 779fc880ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伏見桜 | 作成日時：2020年2月15日 19時
