愛してほしいと叫んだのは、

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大谷くんとご飯へ行く当日。



いつもストレートしている髪の毛はふんわりと巻いて、お気に入りのワンピースを着る。化粧は苦手で上手に出来ないからお姉ちゃんにしてもらった。


デート〜？なんて揶揄われながら家を出て自転車に乗った。



待ち合わせの5分前には学校に着いたけれど大谷くんはもう到着していた。



「待たせてごめんね？」

「いや、全然待ってないよ。Aさんの私服初めて見た。いつもと雰囲気変わって可愛い」

「っ、あ、ありがとうっ、大谷くんも私服似合っててかっこいい」

「お！ありがとう！俺あんまり服とかに興味ないから兄ちゃんのお下がりだけどね」

「お兄さんいるんだね！」

「姉ちゃんもいるよ、Aさんは？兄妹いる？」

「私はお姉ちゃんが1人いるよ」

「へー！仲良い？」

「うん、仲良いよ！大谷くんとこは？」

「俺も仲良いかな！」

「そっか、大谷くん家って楽しそう」


楽しそうだと言った言葉に大谷くんはうーんと少し考えた後、



















「…家来る？」

「え？」

「あ、いや、嫌だったら全然いいよ、急に誘われても困るよな」

突然のお誘いに正直戸惑うけれど、行ってみたい…見てみたい…大谷くんのプライベート…



「…いいの？」

「もちろん、じゃあ飯食べたら行こう！母さんに連絡しとく」

「うん！」





とりあえず、2人で自転車に乗って近くの食べ放題のお店に向かった。



思わぬ形で大谷くんの家にお邪魔する事になってしまってすごく緊張するけど楽しみだ。

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