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chapter 81 ページ31

*





(お、)









「それでさ―――、あはは」
『そっかー。え、―――、』









廊下にいても聞こえる、
二人分の楽しそうな笑い声。









*









あの二人の―――、

祐希とAの、なんとも言えない空気を読んだ俺は
一人体育館に向かった。



ホントは練習するつもりで来たわけだが、
どうにも身に入らない。
(あれ?身が入らない?どっちだっけ………どっちでもいいや)





(っていうか、)

(なんであそこにAがいるってわかったんだよ)

(すげえなアイツ)









「………」









ポツンと体育館に、俺一人。









「………戻るか」









*









『あ、高橋くん』
「もう戻ってきたの」

「…おーーー」



なんなんだよこいつマ、ジ、で。



Aにだけは犬ッころみたいな顔しやがって。
騙されてんぞお前。



Aには見えないようにジト目で俺を見てくる祐希に
俺も負けじとガンつける。
(それを見て一瞬ビクッとするA)





だけどそれでもAは笑ってて、





(…まあ、)



こいつが良いなら良いんだけどさ。



なんて。
柄にもなく、誰かの幸せを願っちゃう俺。









「―――で?」
「は?」
「(いちいちイラッとするわ)」
『ん?』

「うまくいったのかよ?」





「―――!バッ、健太郎!」
「ああん!?」





なんの疑いもせずに言葉を発した俺を
仮にも後輩のこいつは、









俺が手に持っていた、
俺のタオルで、
俺の首を絞めてきた。









*
(お前てめぇ…!!ふざけんな!)
(お前こそふざけるなよ!ちょっとホント黙ってろって!)
(………え、なに)
(………)
(まだ付き合ってないの?)
(………うるさいなあ!)
(え、なに。コクってもいないの!?)
(ホント黙って健太郎!)
(呼び捨てすんなこの野郎ぅぉぉぉ!!!)

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Yuri(プロフ) - KANNAさん» コメントありがとうございます(*´ェ`*)笑っていただけました??キュンキュンしていただけました??(;▽;)嬉しいです!!個人的に健太郎さんのギャグパートが書いてて楽しかったです。笑 お気遣いと労いの言葉にも救われる思いです…ありがとうございます( ; _ ; ) (2016年6月12日 16時) (レス) id: 258a85c425 (このIDを非表示/違反報告)
KANNA(プロフ) - キュンキュンもして・・・本当に楽しい作品です!お仕事の合間で負担になるかもしれませんが、もしまた新しいストーリーを書いて下さったら飛びついて読みます!笑 最高です!お疲れ様でした(*^^*) (2016年6月12日 15時) (レス) id: 35cc4c3b7c (このIDを非表示/違反報告)
KANNA(プロフ) - 読ませて頂きました。ストーリーもそれぞれの考えや言葉も本当に素敵で声に出して笑うこともあれば、 (2016年6月12日 15時) (レス) id: 35cc4c3b7c (このIDを非表示/違反報告)
Yuri(プロフ) - じじさん» コメントありがとうございます(;▽;)イキナリでも予告ありでもなんでも構いません!!嬉しいです!!(;▽;)幸せに…なってもらえたなら本当に、作って良かったなぁ!!って思います。ありがとうございます。 (2016年6月11日 3時) (レス) id: 258a85c425 (このIDを非表示/違反報告)
じじ(プロフ) - 初めまして。全部読ませてもらいました!とっても感動し、幸せな気分を味わえるお話でした(*^ω^*)作者さんの書き方?描写?がとっても好きです!!次作とか作る予定があればぜひ楽しみにしています゚(゚´Д`゚)゚。いきなりコメントしてすみませんでした(><)笑 (2016年6月11日 1時) (レス) id: 0114c047a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yuri | 作成日時:2016年1月9日 0時

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