信念:5 ページ5
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その後は、お互いに自分のことについて話し始めた。まあ話してるのはほぼ私だったんだけども
どうやらひばりさんは雲雀と書くらしい。彼はまだ書けないらしいが、読むことは出来るので持ち物に漢字で書かれていた
それと雲雀さんは今6歳で今年7歳になるらしい、しかも再来週
別に誕生日プレゼント等をあげる程年月を重ねたわけではないが、それでも送れないことを悔やむほどには私は彼に心酔しているようだ。少し笑ってしまう
雲雀さんはこの町で一番の権力を持つと言われる家系の息子らしく、昔から人が近づいてこなかったらしい。彼の性格を知ってるなら良い環境だったんですねとも言える
ただそれでもつまらない、と思ってたらしく今日は気分転換に来たそう。ここで会えたのは本当に偶然だった
「で、きみは今いくつなの?」
「わたしですか?わたしは今3歳です」
「……きみ、どんな頭をしてるの?
多分ぼくと同じかそれ以上の頭脳でしょ」
「えへへ……気にしないでください」
勿論私の年齢を聞いた彼は不審に思い聞いてきたが、答える気のない私を見てため息をついた。どうやら聞かないでくれるようで本当にありがたい
「えっとですね、あらためて じこしょうかいすると、わたしは あかばねAです
……昔から少し秀でた頭脳を持ってたので、皆には隠してます」
「………つまり、ぼくがはじめて知ったの?」
「はい」
「そっか……ふふ」
「?ど、どうして笑ってるんですか?」
そう言うと何故か笑う雲雀さんに戸惑い、思わず何で笑ってるのか聞いてしまう
でも彼の口からそれを語られることはなく、直ぐに笑い終わるかと思えば家に帰ると言う
寂しいがまたいつか会えると信じているので、家の住所のみ聞いて別れることにした
「じゃあ、またいつか会いましょう」
「うん、ばいばい」
家へと向かう雲雀さんの背中を見つめてから、くるりと振り返り母親のところへと行く
次はいつ会えるのかな、楽しみだ
私を見つけたのか手を振る母親を見ながら、ぼんやりと思った
○●○●○●○●○●○●○●○●
「はっはっは、これはいい驚きだ!
まさか彼処まで信じられるようになるとはなあ、流石に読めなかったぜ」
「話したいこともあるし、今日の夢で会うか!どんな驚きをくれるか楽しみだな!」
「それにしても雲雀だったか?
ずいぶんと彼女に好かれたみたいだな」
「まあ満更でもなさそうだし、大丈夫か!」
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ほわいとぺん - 瑠璃さん» 二人とも大好きな推しなので絡みが多くなりそうなんですよね(苦笑)これからの展開に必要な人物なのでもっともっと出ますよ!楽しみにしててください!応援ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月14日 18時) (レス) id: 6658fbc910 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 両作品とも大好きで、私の推しの鶴丸成り代わりなのとリボーン側の推しの雲雀様が出て来て益々展開が楽しみ!これからも体調などに気をつけて更新頑張って下さい!! (2019年8月14日 17時) (レス) id: cd04157892 (このIDを非表示/違反報告)
ほわいとぺん - ミリアさん» 両作品ともすごく素晴らしい上にかっこいいですよね…!鶴丸は私の推しなので夢主ちゃんと同時に活躍させますよ!雲雀さんは元々作品で夢主を成長させる存在だったので、それに加えて絡みをいれますね!応援と心配、ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年8月14日 14時) (レス) id: 6658fbc910 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 刀剣乱舞もリボーンも大好きで続きが楽しみです。鶴丸の成り代わりなのも、好みで嬉しいです。もしリクエスト大丈夫なら夢主と雲雀さんを絡ませた話をお願いします。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2019年8月14日 9時) (レス) id: 45b985bd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほわいとぺん | 作成日時:2019年8月14日 7時