Begin...【changmin】第７章-Part６- (ページ3)

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第843話「おっげぇ～？」。ページ3

[]は韓国語↓

YC[…で？Aはどうなの？]

iPodのコードをくるくると巻き取りながら
私に韓国語で話しかけるユチョン。

私はその意味を聞き取れてはいたけど
わざとわからない振りをした。

A「ユチョン、日本なんだから韓国語やめてよぉ(笑) 私、そこまで韓国語、完璧に話せないんだからっ！笑」

YC[(笑) …うそつき。]

呆れたように少し冷たく笑い
ボソッと呟いたその言葉も
ちゃんと聞き取れてる。

私は見抜かれてたことに
少し苦笑いになってしまった。

YC「まっさか、まだ"時間が必要"ー…なんて、言わないーすよね？」

A「……」

いつもやさしいユチョンが
今はなんだか冷たい。

…なんだか怖い。

ユチョンは私の顔を見ずに
大きく息を吐いた。

A「……」

YC「チャンミン、頑張ってたよ。」

A「…え…？」

YC「Aとぉ、早っくぅ一緒にいれるようにぃ…ちゃんと考えてたよ。」

A「……」

YC「Aは？」

私は手をぎゅっと握りしめたまま
俯いて黙ってしまった。

そんな私に構わず話し続けるユチョン。

A「……」

YC「ちゃんっとー、できた？チャンミンに会う準備。"おっげぇ～"？」

…会う準備。

今の私にはできてる？

ちゃんと、チャンミンの顔を
真っ直ぐ見ることができる？

A「……できてない…かも。」

YC「…なんで？」

A「……」

…なんで？

だって…

A「だって…傷を見たら、チャミはまた無理して笑うかもしれない…」

YC「……」

A「そんなチャミを見るのが…まだ、怖いよ。」

YC「……」

A「私、もうそんなチャミの」

YC「はぁ～～…」

私の言葉を遮るような
ユチョンの大きなため息に驚き
私はパッと顔をあげた。

YC「じぇんじぇんダメ。」

A「え…？」

YC「準備。できてない。ゼロ。」

A「……」

YC「なんのためにぃ、チャンミンが、"会わない"って言ったか、まだわかってない。」

そう言うとユチョンは
「ふぁあ～」と大きく伸びをした。

A「……」

YC「なんっでチャンミンの気持ちばっか考えるの？自分の気持ちは考えた？」

ユチョンはバカにするように笑い
「がっかりだなぁ」と首をかしげた。