いつか言おうと思ってる。

第１４話 甘めのココア ページ18

.

もうここに来るのも慣れた
いつものようにインターホンを押して、Aが出てくるのを数秒待つ




「はい、いらっしゃい」


「お邪魔しまーす」



眼鏡に恐らくすっぴんで完全OFFのHARUKI先生
普段はこんな感じなんですね、把握


プラスでちょっと機嫌悪い

まあ、俺が急に来たせいなんだけど







「…至は暇なの？」

「ゲームに忙しい」

「暇なのね、おっけー」




呆れたように溜息をつかれた


もう少しで仕事が一区切りつくみたいで自由に待ってろとお達しが

んー、とりあえずゲームやろう









って思ったんだけど、今キッチンを借りてます

前にツミッターで、


"作業中はクソ甘いココアに限る"


って呟いてたから、クソ甘いココアを作ろうと思う





ゴソゴソとココアの粉を探し回ってたら無事に棚から発見した
スーパーに売ってるような市販のアレね

適当なマグカップに粉を多めに入れて、お湯を注ぐ
それから少しの牛乳も


「あっっま、」


試しに一口飲んだらクソ甘くてうげぇってなる程

疲れてる時ほど糖分欲するし、丁度良いのかもしれない









コンコン、とノックしても無視
いや何か集中してやってる時に部屋入ってこられんの腹立つから分かる

分かるけども反応欲しい





「どーぞ」


「…ココアだ」




横にマグカップを置くとぽつりと呟いた



「勝手にキッチン借りたけど、もうちょい頑張れ」



「……うん、ありがと」









それから約15分後には仕事を終わらせてリビングに来たことに俺は引いた





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見づらかったのでLIMEをちょっとずつずらしました。
ちなみにココアは作者がいつもやってるやつ。
甘い。けど美味い。

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